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AI商談アシストプラットフォーム「Front Agent」提供の「Umee Technologies」が資金調達

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2022年9月20日、Umee Technologies株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

また、「Front Agent」のベータ版を公開したことも併せて発表しました。

「Front Agent」は、AI商談アシストプラットフォームです。

社内トップセールスの商談を自動で教材化し、営業パーソンの学びを効率化することで、営業人材育成を仕組み化するサービスです。

さらに、実際のオンライン営業や、対面での会議、ビジネス電話での会話時に話術AIが自動同席し、リアルタイムで同席フォローを行います。

今回の資金は、「Front Agent」の開発、人材採用の強化に充当する予定です。

今後、高度な話術支援技術の提供や、CRMとの連携強化を目指します。

コロナ禍により、従来の足で稼ぐ営業から、デジタルを活用したオンラインでの営業であるインサイドセールス(内勤営業)への転換が進んでいます。

インサイドセールスとは、商談先に直接出向くのではなく、電話や、ビデオ通話、デジタルツールを活用してオンラインで行う営業のことです。

デジタルツールを活用するため、営業活動や顧客の情報を収集・蓄積しやすいという特徴があります。

インサイドセールスでは、このデータを活用することで営業の効率化・自動化や変革を実現することが可能です。

従来の営業活動では経験と勘によって物事を判断する部分が多くあり、ノウハウが属人化するという課題を抱えていました。

この状況では営業組織として持続的に成長していくことができないため、デジタルを活用した営業では、営業人材の成長のための仕組みや、営業の成果の可視化などを実現するシステムの導入が推進されています。

とくにAIは、これまで難しかった、会話の可視化・定量化(数値化)を実現しました。

営業・コールセンターでは、実際の顧客との会話を可視化・定量化し、それをもとにより良い業務の実現や、人材育成につなげることができます。

Umee Technologies株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Umee Technologies株式会社 代表取締役 新納弘崇氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

人材獲得による事業拡大です。

・今後の展望を教えてください。

直近では、より高度な話術アシストの実現と売り上げを多面的に最大化する高次元な営業RPAを計画しております。

また、中長期では一般生活でも話術アシストの世界を展開して参ります。

・読者へのメッセージをお願いします。

Front Agent®はSFAやCRMでは実現できていなかった、商談現場での新しい営業マネジメントシステムでもあります。

ユミーテクノロジーズは人の能力強化を軸に、本質的に生産性向上を実現する新しい世界観を提供していきます。

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カテゴリ 有望企業
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