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調達・購買部門向けクラウドサービス「Leaner見積」提供の「Leaner Technologies」が6.8億円調達

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2022年9月7日、株式会社Leaner Technologiesは、総額6億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Leaner Technologiesは、調達・購買部門向けクラウドサービス「Leaner見積」を提供しています。

購買要求の受取から、見積検討の完了まで、すべてのプロセスをデジタル化するサービスです。

見積もり業務の効率化だけでなく、担当者のスキル・経験の差が出やすい取引先選定・価格査定においてデータベースを構築し、データを活用した原価低減活動を実現し属人化を解消します。

今回の資金は、組織拡大のための人材採用に充当します。

大手製造業の購買・調達部門は、自社の製品・サービスに直接関係するもの、つまり原材料・部品・塗料・梱包材などを仕入れる業務を担っています。

部品などは、いわゆる町工場に依頼してつくってもらうことになりますが、この発注の際にはいくらコストがかかるのか見積もりをとる必要があります。

また、町工場はそれぞれ得意とする加工が違い、それによって大きな価格差も生じてくるため、相見積もりやこれまでの経験などから最適な町工場を選ぶ必要があります。

一方で、こうした見積もり業務は膨大な数をこなす必要があり、さらにはそのやり取りも、電話・FAX・メールなどアナログな手段で行っているため、かなりの業務負荷がかかっています。

購買・調達部門はただ原材料などを調達すればいいのではなく、必要なときに、適正な価格で、適正な品質のものを調達することが基本であり、そこに製品原価比率の低減や棚卸資産の効率化がプラスで必要となり、その成果が利益率などに直結するため、非常に重要な業務です。

しかし上記のように非効率的で属人的な業務プロセスになっていると、こうした目的を達成することは難しくなっていまいます。

Leaner Technologiesは購買・調達部門の課題を解決するため、見積プロセスをデジタル化する「Leaner見積」を提供しています。

非効率的な業務はどのような業界にも存在します。こうした業務を効率化することで、大きく経営が改善することもあるため、クラウドサービスの導入は非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期のサービスの導入について詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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