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在宅医療・介護向け訪問スケジュール管理クラウドを提供する「CareMaker」(旧:echelle)が資金調達

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2022年8月30日、株式会社CareMakerは、資金調達を実施したことを発表しました。

また、社名(商号)を株式会社echelleから株式会社CareMakerに変更したことも併せて発表しました。

CareMakerは、在宅医療・介護に特化した訪問スケジュール管理クラウド「CareMaker(ケアメーカー)」を提供しています。

医師・看護師・介護士の訪問スケジュールを管理できるだけでなく、AIによって最適なスケジュールを自動で作成するため、スケジュール作成の効率化を実現できます。

他にも、スケジュールデータから、1日あたりの訪問件数、利用者の前月比などの経営状況を可視化し、データをもとにした経営判断を支援しています。

今回の資金は、プロダクト開発、サポート体制の拡充に充当します。

在宅医療や訪問介護では、人的リソースを最大化させるため、効率的な訪問スケジュールの作成が重要です。

しかし、訪問スケジュールの作成は、訪問先の希望、訪問時間、勤務時間、スタッフのスキル、ルートの最適化など、さまざまな要素を考慮する必要があり、非常に業務に負担がかかっています。

さらに多くの場合は、管理者・担当者によってエクセルなどの表計算ソフトを利用して作成されているため、効率的な訪問スケジュールの作成ができていない状況にあります。

CareMakerはこの課題を解決するため、「CareMaker」を提供しています。

移動効率の向上だけでなく、職員の負担を軽減するために訪問上限を設定できたり、希望シフトを配慮したスケジュール作成を行ったりといった機能も備えています。

2021年10月時点では、在宅介護を受けている人は約400万人で、施設利用者は約96万人となっています。

このように、在宅介護を受ける人のほうが多く、今後も高齢者の増加に伴い在宅介護・在宅医療のニーズも高まっていくと考えられます。

こうした状況の中、訪問スケジュールを最適化するサービスのニーズはさらに高まり続けていくでしょう。

スタートアップや中小企業はコストの面から複数サービスを導入することが難しいでしょう。そのためもっとも負担がかかっている業務から効率化していくことが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

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