「AnyMind Group」が「CAMPFIRE」と業務提携 クラウドファンディング後のEC展開から物流までを支援

tips

2022年8月23日、AnyMind Group株式会社は、株式会社CAMPFIREと、業務提携契約を締結したことを発表しました。

AnyMind Groupは、以下の事業を展開しています。
・メディア・ブランド・インフルエンサーなど向けに、EC・D2C領域を中心としたブランドの設計・企画から、生産管理、EC構築・運用、マーケティング、物流管理をワンストップで支援するプラットフォームを提供するブランドコマース事業
・Webメディア・アプリを運営する企業・クリエイター向けに、収益化・ブランド成長に向けた支援サービスを提供するパートナーグロース事業

CAMPFIREは、購入型クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を運営しています。

今回の提携により、「CAMPFIRE」でクラウドファンディングが成立した企業に対し、ECサイト・ECモール展開から、マーケティング企画設計・実行、チャット連携によるCRM、物流管理までの包括的な支援を行います。

また、海外展開のための販路拡大に向けた支援も行います。

経済産業省の「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2021年の日本国内のBtoC-ECの市場規模は、20兆6,950億円(前年比7.35%増)となっています。

さらに、すべての商取引における電子商取引市場規模の割合であるEC化率については8.78%(前年比0.7%増)であり、EC市場が着実に拡大していることがわかります。

また、一般社団法人 日本クラウドファンディング協会「クラウドファンディング市場調査報告書」(2021年7月9日)によると、購入型クラウドファンディングの市場規模は、2019年に169億円だったものが、2020年には501億円と大幅に拡大しています。

購入型クラウドファンディングとは、作りたいプロダクト・サービスを提示し、それを求める人から資金調達し、その資金でプロジェクトを進め、見返りとしてプロダクト・サービスを渡す形式のクラウドファンディングです。

購入型クラウドファンディングは、個人や小さい企業でも資金を調達できること、元手がいらないためリスクが低いこと、ニッチなプロダクトでも資金調達できる可能性があること、新しいプロダクトやアイデアのテストマーケティングの場として活用できることなどのメリットがあります。

一方で、購入型クラウドファンディングでは個人や小規模企業が多いことから、プロジェクトを成立させたあと、ブランディングし売上を伸ばしたり、販路を拡大したりといったPR・マーケティングに課題が生じるケースが多いようです。

今回の提携は、この課題の解決を目的としたものです。

EC立ち上げやブランドの成長に強みを持つAnyMind Groupの力により、クラウドファンディングでのプロジェクトの成立から、ブランドとして成長していくまでの道が見えてくることになるでしょう。

企業やプロダクトの成長のためには、クラウドファンディングなどによる資金調達が重要です。累計200万部を発行する起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ AnyMind Group CAMPFIRE CRM EC ECサイト クラウドファンディング マーケティング 展開 支援 株式会社 業務提携 海外展開 物流
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービス運営の「アドレス」が資金調達
2020年8月6日、株式会社アドレスは、資金調達を実施したことを発表しました。 定額制の全国住み放題・多拠点コリビング・サービス「ADDress(アドレス)」を展開しています。 “住居”を自由にするだ…
植物をさまざまな環境ストレスから守るバイオスティミュラント資材を開発・販売する「アクプランタ」が4.8億円調達
2024年3月15日、アクプランタ株式会社は、総額約4億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アクプランタは、植物をさまざまな環境ストレスから守るバイオスティミュラント資材を開発・販…
ビジネス・インテリジェンスの「Yellowfin」がモバイル分析アプリをリリース
2019年9月6日、Yellowfin Japan株式会社は、新しい「Yellowfin モバイルアプリ」のリリースを発表しました。 この新しいモバイル・アプリは、自動分析と、ストーリー・テリング、コ…
ケア・プラン作成支援AI「ケアプランアシスタント」開発などの「ウェルモ」が15.7億円調達
2020年3月26日、株式会社ウェルモは、総額15億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京電力パワーグリット株式会社などです。東京電力パワーグリットとは、業務提携契約を…
自由視点映像・マルチアングル映像の撮影・配信システム「SwipeVideo」を提供する「AMATELUS」が4.1億円調達
2022年11月14日、AMATELUS株式会社は、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AMATELUSは、自由視点映像・マルチアングル映像の撮影と配信が可能なシステム「S…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集