小売業DXの「フェズ」とマーケティング支援の「インテージ」が店頭棚画像の解析領域において連携

tips

2022年7月6日、株式会社フェズは、株式会社インテージと、小売店舗の店頭棚画像の解析領域において連携を開始することを発表しました。

フェズは、逆算型OMOプラットフォーム「Urumo OMO」、小売業の売上アップと業務改善「小売DX」、小売事業者特化型プライバシー対策支援「Urumo PrivPro.」の提供を通じ小売業のDXを推進しています。

インテージは、国内最大手のマーケティングリサーチ会社として、ソリューションの開発・提供や、マーケティングプラットフォーム事業などを展開しています。

今回の提携では、フェズが店頭領域において提供するソリューション「ラウンダープラットフォーム」と、インテージが提供するAI画像解析システムの連携を実施します。

これにより、小売店舗における最新の陳列状態のモニタリングと、店頭の状態と実店舗の売上が相関で把握・分析できるようになります。

具体的には、ラウンド業務の際に取得する店頭画像をもとに、店頭の棚に陳列されている商品のフェイス数・陳列場所・値札・販促物などの陳列状態をAIで画像解析し数値化します。

このデータとPOSデータやID-POSデータを連携することで、店頭の状態と売上の相関を把握できます。

コロナ以前から小売業では、ECの拡大を背景として、モノが売れないという問題が大きくなっていくことが見込まれています。

小売業は以前のやり方でビジネスを続けていくと衰退していくという危機から、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められています。

またコロナ禍によってさらに小売業はピンチに陥り、効率化や、新規顧客開拓、ブランドロイヤルティの向上などを実現する必要性が高まっています。

一方で、DXのためにはデータを取得・活用することが必要なのですが、小売業は基本的にアナログなビジネスであるため取得できるデータは限られていました。

しかし近年はIoTの普及・低廉化、AI技術の進展により、実店舗においても詳細で有益なデータを取得・分析できるようになっています。

たとえば、カメラやセンサーなどのIoT機器によって店舗内の人の流れを把握して導線の改善につなげるサービスや、顧客のスマートフォンに個々に最適化された情報やクーポンなどを通知するサービスなどさまざまなものが登場しています。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ DX インテージ フェス マーケティング支援 小売 小売業 店舗 株式会社 画像 解析 陳列
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

DID/VCの技術基盤「proovy」を開発する「Recept」が資金調達
2024年8月28日、株式会社Receptは、資金調達を実施したことを発表しました。 Receptは、DID/VCの発行/検証基盤およびデジタルIDウォレットアプリ「proovy」の開発・提供や、デジ…
ペットクリニックの口コミ・検索サービス「Pocket Pet」を運営する「ポケットペット」が資金調達
2022年12月1日、ポケットペット株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ポケットペットは、ペットクリニックに特化した口コミ・検索サービス「Pocket Pet」や、ペットクリニック向け…
血管を可視化できる光超音波3Dイメージング装置を開発する「Luxonus」が1.2億円調達
2022年5月20日、株式会社Luxonusは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Luxonusは、無被曝かつ造影剤を用いずに血管を可視化する、光超音波3Dイメージング装…
オルタナティブ投資プラットフォーム「LUCA」を開発する「LUCAジャパン」が資金調達
2022年6月15日、LUCAジャパン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 LUCAジャパンは、オルタナティブ投資プラットフォーム「LUCA」を開発しています。 ヘッジファンド、プライベ…
対話型診断AIエージェントプラットフォーム「EQU AI Platform」を開発する「エキュメノポリス」が7.5億円調達
2025年5月2日、株式会社エキュメノポリスは、総額7億5000万円の資金調達を発表しました。 エキュメノポリスは、2022年5月に創業した早稲田大学発スタートアップです。会話AIエージェントプラット…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集