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株式会社Kakedas 渋川駿伍|オンラインカウンセリングプラットフォームの事業開発が注目の企業

オンラインカウンセリングプラットフォームの事業開発で注目なのが、渋川駿伍さんが2018年に創業した株式会社Kakedasです。

自分自身のキャリア形成についてしっかりと向き合い始めたのはいつ頃からでしょうか?
自分の生き方や、やりたいことがはっきりし、その目標に向かってひた走ることが出来ることほど、その人を強く、魅力的にするものはないと思います。
しかし実際には、それをしっかりと実践できている人はまだまだ少ないのではないでしょうか?

殊更、企業という組織の中で長く生きている方々は、次第に自分に課せられたやるべきことと自分がやりたいこととの狭間に陥ってしまい、なぜ自分はここにいるのか?何のために生きているのか?という問いを心に抱くタイミングもあるのではないかと思います。
また、ゼロからイチを生み出そうと挑戦し続ける起業家はなおのこと、自分の志とビジネス視点とのバランス、周囲の人たちへの事業価値の理解促進といった様々な壁にぶつかることも多く、自身の存在価値や事業価値について考える機会も多いことと思います。

そんな時は一人で悶々と悩み続けるより、誰かと「対話」をすることが大事です。
「対話」することによって、自分の中にある考えや感情や行動の癖などを整理・確認でき、自分の能力や可能性を再発見できたり、モチベーションを高めることにもつながります。
それは個人としての幸せや満足だけにとどまらず、結果、社会全体の成長にも繋がる原点でもあります。

こうした対話の機会を創出し、一人一人の自律的、主体的なキャリア形成を促す取り組みに、今注目が集まっています。

株式会社Kakedasのオンラインカウンセリングプラットフォーム事業の特徴は
日本最大級のオンラインカウンセリングプラットフォーム上で、データ分析に基づいた相性の良いキャリアコンサルタントといつでも気軽に対話が出来、その相談内容をカルテとして保存管理できるという点です。
これにより、相談手続きや費用等を気にすることなく、適正なコーチングを受けることが可能になり、自らの行動変容をより確実に実践しやすくなります。

株式会社Kakedasの渋川駿伍さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。

・このプロダクトの特徴は何ですか?

弊社が運営する『Kakedas(カケダス)』は、2,000名を超える国家資格キャリアコンサルタントが登録している、日本最大級のオンラインカウンセリングプラットフォームです。
膨大な利用者やクライアント企業のデータを活用している点が特徴で、相性によるマッチングアルゴリズムや、相談内容を電子カルテ化したうえでの効果測定などを、一気通貫した自社システムによって提供しております。

・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?

法人向けにサービスを提供しているため、企業の中でキャリア形成についての悩みがある社員の方々に利用して欲しいです。
転職を前提とした相談ではないからこそ、ユーザーにとっては中立的に支援することができます。
コーチングや1on1などの対話に関心がある方にとっては想像しやすいと思いますが、キャリア形成においては、対話によって行動変容をサポートしてくれる存在が非常に重要です。
ただ、興味はあるが、費用面を考えると自己投資できないという人がまだまだ沢山存在しております。

一方、企業としては、人生100年時代の働き方改革によって、社員の主体的なキャリア形成支援に力を入れることは、成長戦略にとっての一丁目一番地となっております。
2020年3月に経団連が「Society5.0時代を切り拓く人材の育成―企業と働き手の成長に向けて」を発表しました。
企業が取り組むべき3つの柱の1つとして「社員の自律的なキャリア形成の支援」を位置付けております。

弊社は、これら従業員と企業それぞれのニーズに応えるべく、サービスを提供しております。

・このサービスの解決する社会課題はなんですか?

私たちは、働く人のWell-beingを実現させることをビジョンとして掲げています。
これは、SDGsにおいてはターゲット8に該当する、働きがいと経済成長を両立させることです。
日本をはじめとする先進国では、経済成長によってこそ、すべてを癒してくれると信じて今日まで躍進してきました。
ですが各国では軒並み、GDPの向上とともに幸福度は比例して上昇しておりません。
いわゆる、この「幸福のパラドクス」を打破するための一手はどこにあるのでしょうか?
私たちは、盲目に脱成長を標榜するのではなく、働く人々が一人一人、真の意味で生き甲斐を見つけ、働く意味を認識することこそが、その答えだと考えます。
そのために必要なのは、適切な相談相手。
Kakedasは、これらの対話をデザインし、ユビキタスに相談環境を提供するために生まれたインフラ企業です。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

弊社は2018年、私が19歳だった当時に「日本に相談のインフラを築き、人生の主人公を増やす」ことをミッションに掲げ、創業しました。
創業からは5回のピボットを経て、いまの事業モデルに辿り着いております。
その変遷は辛酸を嘗める思いの連続でした。
チームの離散、モチベーションの喪失、資金調達の苦難…
それらを乗り越えるために、自分自身を奮い立たせてくれる壮大なミッションと、感謝を伝えてくれるユーザーの声だけを頼りに進んできました。
心の底から来たる未来の実現を信じ、目の前の人を笑顔にするにはどうすれば良いのか、脳みそが千切れるほど考え抜きました。

・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?

この世界に生きる人々が、心から自分の人生を主体的に、自分らしく生きていけるようにします。
この地球においては、経済の進歩とともに、ハードなインフラは十分整備されてきております。
ですが、それだけでは人々は満足しないことを、歴史が証明しております。
私たちが作ろうとしている「相談のインフラ」は、自分の人生を主人公として生きていける人を増やします。
テクノロジーを活用することで、人々の理想とする行動変容をサポートしていくことは、人類史における投資領域としてはフロンティアでもあります。
アメリカでは1.5兆円ほどのビジネスコーチング市場が存在しますが、日本ではまだまだ黎明期。
そんな領域において、私たちKakedasは日本発の大きなインフラを構築してまいります。

・今の課題はなんですか?

ありがたいことに、国家資格キャリアコンサルタントの皆様のご登録件数が非常に多く、それに伴う審査に時間がかかってしまっております。
今後は、サービス提供先を十分に拡大していくことで、1名でも多く、サービスを利用したい方に行き届くようにしていきたいと考えております。

・読者にメッセージをお願いします。

起業した頃に描いた理想の未来からすると、私はまだまだ夢半ばです。
当時は成功するために、どこか近道があるんじゃないかと考えたり、華々しいことばかりに目を奪われていました。
ですが、ピボットをしながらも、諦めずに事業を続ける過程で分かったことがあります。

壮大なビジョンを実現するために必要なことは、とてもシンプル。

それは、世界中の誰よりもその未来を信じて、愚直に泥臭く目の前の事象に向き合うことだと理解したのです。
その意味が腹落ちしたとき、本当の意味で耳を傾けるべき人の存在が分かり、本当の意味での仕事とは何かを同時に心得ました。

私にはいま、自信を持って言えることがあります。
私には、どんな障壁をも乗り越えることができると。

挑戦の度に、眼前に現れる壁は高く見えました。
それは、確信に近い事実です。
だが、それと同時にもうひとつ、確かなことがありました。
その対峙している壁の高さは、乗り越えるたびに、少しずつ高くなっていくのです。
これがとても面白くて、いきなりあり得ないほど高い壁に出逢ったことはありません。
無論、壁に直面するたびにあたふたと動揺しているわけだし、てんてこ舞いになって寝れないほど忙しい日々が続くこともありました。
だけれども、その壁を見つめ、真摯に真正面から向き合い、なんとかして乗り越える方法を模索する日々によって、これまで数々の難局を超えてきたように思うのです。
その点について、私は疑いようがない、経験による確信を持っています。

だからこそ言えるのは、私に乗り越えられない壁は無いということ。
この先、どんなに大きな障壁が待ち構えていようとも、私にとっては、少しずつ大きくなっていくだけであり、それはなんとか乗り越えることができると。

ですから、私の挑戦はこれからもまだ、途上にあるのです。

このメッセージを読んでいるあなたも、私と同じように夢を抱いた同志ならば、この世界を一緒に、世界を前進させていきましょう。

会社名 株式会社Kakedas
代表者名 渋川駿伍
創業年 2018年
資本金 28,694,750円
社員数 8名
事業内容 オンラインカウンセリングプラットフォーム
サービス名 Kakedas(カケダス)
所在地 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー27階
代表者プロフィール 1998年生まれ、23歳
# [Kakedas ,inc]代表取締役CEO/# [日本ポップコーン協会]会長/# [情報経営イノベーション専門職大学 客員教員]/#[一般社団法人高校生未来ラボ]理事/# [MITxMicroMasters]DEDP program履修中

高校時代は地元長野県で高校生カフェを創設。
最年少で地元の観光大使に就任する。
卒業後は1年間のギャップイヤーを取得。日本をヒッチハイクで周り、お金を使わない実験やインターンシップを経て、日本ポップコーン協会設立。
同年、米国MIT(マサチューセッツ工科大学)オンラインコースに進学。
自身の経験から開発したオンラインキャリア相談サービス「Kakedas」は登録者数最多、国内最大規模を誇り、日本に新たなインフラを構築している。
世界学生起業家アワード2020関東大会:優勝/
GSEA日本大会2021:準優勝 / 第8回OPEN PITCH:優勝
TBS『マツコの知らない世界』/News Picks『The Update』他多数出演

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ カウンセリング キャリア 対話 株式会社Kakedas 渋川駿伍
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