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2022年10月26日女性向けキャリアスクール「SHElikes」を運営する「SHE」が18億円調達
2022年10月26日、SHE株式会社は、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。
SHEは、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」や、ミレニアル世代の女性で構成されたクリエイティブチーム「SHEcreators(シークリエイターズ)」、キャリアのヒントに出会えるきっかけメディア「SHEshares」などを展開しています。
「SHElikes」は、Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなどのクリエイティブスキルを幅広く学ぶことができる、ミレニアル世代の女性に特化したキャリアスクールコミュニティです。
定額で全29種類の多種多様なコースを自由に組み合わせて学べること、オンライン・オフラインによる月に1度のコーチング、仕事獲得に必要なサポートを提供をしていることなどを特徴としています。
今後、「学ぶ」領域と「働く」領域が循環するプラットフォームを構築し、理想のキャリア・生き方を叶えられる仕組みを提供していくことを目指します。
今回の資金は、エンジニア・プロダクトマネージャー・BizDev(事業開発)の採用、プロダクトの開発に充当する予定です。
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新しい働き方が定着してきたことや、フリーランス・副業が増加してきたこともあり、多くの企業では以前よりも人材の流動性が高まっています。
また、人材流動性を阻害していた要因であるメンバーシップ型雇用、終身雇用制、新卒一括採用などの日本の雇用システムも見直しの機運が高まっています。
メンバーシップ型雇用とは、人に対して仕事を割り当てる雇用システムであり、国内では新卒一括採用で新卒人材を獲得し、企業に最適化した人材として育成し、仕事を割り振るという形で運用されています。
この仕組みは柔軟な人材の運用を可能にするというメリットがある一方で、スペシャリストが育ちにくいほか、出産・育児などでキャリアが中断される場合に賃金・待遇が悪くなってしまうといったデメリットがあります。
また、この仕組みでは、同じ職務・同じ成果であっても、正社員の方が報酬・待遇が良く、非正規雇用との格差が問題となります。
2020年4月から、「同一労働同一賃金」という、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の待遇差を解消する規定が整備されました。
こういった法的な環境の変化もあり、メンバーシップ型雇用から、仕事に対して人を割り当てるジョブ型雇用を採用する国内企業が増加しています。
ジョブ型雇用が一般的な環境では、条件が良い職につくために自身でスキルを磨く必要があるほか、転職を行いキャリアを形成することが重要です。
この働き方は、メンバーシップ型雇用において出産・育児などでキャリアが中断されてしまう女性にとって、主体的にキャリアを形成していける仕組みでもあります。
副業・兼業の増加もあり、スタートアップでも専門性の高い人材を活用できる環境となっています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。
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