厚生省発表 12月以降の雇用調整助成金の特例措置等について

tips

2021年10月19日、厚生労働省は、12月以降の雇用調整助成金の特例措置等について発表しました。

これまで、「新型コロナウイルス感染症に係る雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」・「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」の特例措置は、2021年11月末までとしていました。

今回、来年の2022年3月まで延長する方針を発表しました。

施行にあたっては厚生労働省令の改正等が必要となるため、今回のものはあくまで予定となります。

2021年4月に発出された「緊急事態宣言」・「まん延防止等重点措置」は、9月30日に全都道府県で解除されました。

もちろん感染の再拡大を防ぐため、対策の緩和については段階的に実施されることとなっています。

飲食店などでは、新型コロナウイルス感染症の影響によって遠のいた客足はすぐに戻ってくるわけではないため、「緊急事態宣言」等が解除されたからといって即座に支援等が打ち切られてしまうと厳しいという状況にあります。

今回の特例措置等の延長は、そのような事業者の状況を踏まえたものとなっています。

今般の感染拡大状況を鑑みると助成金の内容は現状とは異なったものとなる可能性があります。

しかし今後の感染状況の予測は難しいため、事業者は正しい情報を入手し、適切に助成金等を活用していくことが重要でしょう。

また、コロナ関連の助成金だけでなく、最低賃金の引き上げと設備投資を実施した企業に向けた「業務改善助成金」など活用できる助成金はいくつもあるため、with/afterコロナを生き残っていくため、うまく活用していきましょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金 緊急雇用安定助成金 雇用調整助成金
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

2022年1月以降の「雇用調整助成金」・「休業支援金」の特例措置等について
厚生労働省は、「令和4年1月以降の雇用調整助成金の特例措置等」について発表しました。 新型コロナウイルス感染症に係る「雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」、「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給…
「ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム」中間とりまとめが公表
2024年4月25日、厚生労働省は、「ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム」の中間とりまとめを公表しました。 「ヘルスケアスタートアップ等の振興・支援策検討プロジェクトチーム…
「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」が拡充 1人あたりの助成金が57万円から80万円へ
厚生労働省は、「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」の拡充を発表しました。 非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取り組みを実施した事業主に対して助成金を支…
「ヘルステック研究所」が体温・症状などの健康観察を行うアプリ管理システム「らくらく健康観察」をリリース
2020年8月8日、株式会社ヘルステック研究所は、「らくらく健康観察」を開発し、リリースしたことを発表しました。 「らくらく健康観察」は、エッセンシャル・ワーカー、学生・児童向けに、体温・症状などの健…
「ヘルステック研究所」の体温・症状などの健康観察を行うアプリ「らくらく健康観察」が9/1から無償提供
2020年9月1日、、株式会社ヘルステック研究所は、「らくらく健康観察」を、2020年9月1日から2021年3月までの期間、全3プランを無償で提供することにしたとを発表しました。 「らくらく健康観察」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集