注目のスタートアップ

屋外・屋内シームレスな高精度三次元測位サービスの提供を目指す「MetCom」が5億円調達

company

2021年10月8日、MetCom株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

GPSの構造的弱点を補完する、屋外・屋内シームレスな高精度三次元測位サービスの提供に向け、技術検証やパイロットサービスの提供などを行っています。

アメリカで開発されたシステムであるMBS (Metropolitan Beacon System)と既存の屋内測定技術を組み合わせることで、屋内位置情報サービスの新しい技術的基盤を提供することを目指しています。

今回の資金は、提供サービスの拡充や、事業商用化に向けた活動の強化に充当されます。

スマートフォンやカーナビには、位置情報を知るための技術としてGPSが使われています。

GPSのほかには、日本の準天頂衛星(QZSS)、ロシアのGLONASS、欧州連合のGalileoなどがあり、これらを総称してGNSS(全球測位衛星システム)と呼びます。

GNSSは衛星を利用して位置測位を行うため、屋内で受信できない場合があることや、地上では微弱な電波であるため妨害・干渉に弱いといった課題があります。

そのため、高精度かつ屋内でも利用できる次世代の位置情報サービスが求められています。

位置情報サービスは、ドローンなどのIoTの活用のためにも重要な技術であるため、基盤技術となるMBSを開発する米国のNextNavは上場を果たしています。

最新の技術を活用したプロダクトの提供を目指す場合、ビジネスとして軌道に乗せる前に、研究開発や実証実験を行う必要があります。豊富な資金やパートナーがみつかれば、安心してビジネスに取り組めるため、資金調達が重要となってきます。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ GPS MBS MetCom システム 三次元測位 位置情報 屋内 屋外 技術 株式会社 測位 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

歯科業務DXを支援する「エミウム」が6億円調達
2025年3月26日、エミウム株式会社は、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エミウムは、歯科業務DXを支援する東京科学大学発ベンチャーです。 歯科技工基幹業務クラウドソフト「エミウ…
店舗マネジメントツール「はたLuck」提供の「HataLuck and Person」が資金調達
2022年4月12日、株式会社HataLuck and Person(旧社名:ナレッジ・マーチャントワークス株式会社)は、資金調達を実施したことを発表しました。 HataLuck and Person…
スポーツ事業支援の「スポーツネーション」が9,000万円調達
2021年10月1日、株式会社スポーツネーションは、総額9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 地域のプロスポーツチームと、チームを応援する地元住民、チームを支援する企業・機関の3者を…
銀行体験を最適化するクラウド型ソリューション提供の「nCino」が資金調達
2020年12月22日、nCino株式会社は、株式会社三菱UFJキャピタルとSMBCベンチャーキャピタル株式会社から出資を受け入れたことを発表しました。 米国ノースカロライナ州に本社を置くnCinoは…
D2CブランドやD2Cソリューション事業を通じてファッション業界のDXを推進する「Brandit」が資金調達
2021年12月27日、株式会社Branditは、CRGホールディングス株式会社の子会社であるCRGインベストメント株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Branditは、自社生産…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集