【9/20 Tech in Asia Tokyo 2018初日レポ】注目分野のトップランナーが集結!

創業手帳

創業手帳編集部が現地の様子をお届けします

(2018/09/20更新)

アジア最大級のスタートアップ向けカンファレンス「Tech in Asia Tokyo 2018」の初日が、9月20日(木)に渋谷ヒカリエで開催されました。
日本だけでなく、アジア全体も注目している本イベントに、創業手帳編集部が現地取材!担当者が注目したカンファレンスと併せて、イベントの様子をお届けします。

Tech in Asiaとは

Tech in Asia(テックインアジア)とは、技術ニュースウェブサイトが開催する、アジアの最大級スタートアップ向けのカンファレンスです。
過去にはメルカリ会長兼CEOの山田進太郎氏が登壇されるなど、国内外の起業家・投資家が注目するイベントです。

今年は、世界中から起業家・投資家・メディアなどが集結し、2日間通してカンファレンスやスタートアップピッチコンテストが行われます。

初日の様子を少しだけお見せします

9月20日、イベント初日に創業手帳編集部が現地を取材しました!

まず会場に入って見えたのは、大きなメインステージ!
初日にはあらゆる分野のプロフェッショナルたちが行うカンファレンス、2日目には新進気鋭のスタートアップたちがしのぎを削るピッチコンテストが開催されるステージです。

メインステージの外には、スタートアップ企業による展示ブースも設置。
日本だけでなく、韓国やタイなどのアジア各国からも出展しており、本イベントに対する意気込みが伝わるプレゼンを行なっていました。

編集部が注目したカンファレンス

ここからは、編集部が注目したカンファレンスの様子をご紹介します。

日本はSaaS王国へ。B2Bベンチャーのチャンスとチャレンジ

写真左から、株式会社ヤプリ 代表取締役 庵原 保文氏・株式会社SmartHR 代表取締役 宮田 昇始氏・株式会社フロムスクラッチ 代表取締役 安部 泰洋氏

まず創業手帳が注目したカンファレンスは「日本はSaaS王国へ。B2Bベンチャーのチャンスとチャレンジ」。
近年注目度が高まっている「SaaS」にスポットを当てて、日本のスタートアップ3社の代表がカンファレンスを行いました。

「SaaS」とは、「Software as a Service」の略であり、日本語では「サービスとしてのソフトウェア」と略されることがあります。
インターネットを経由して提供される「クラウドサービス」の一種で、これまでパッケージ製品として提供されていたソフトウェアを、インターネット経由で提供・利用できるサービスのことです。

具体的には、
・インターネット環境下ならどこでも自由にアクセスできる
・データをインターネット上に保存することができる
・複数のチーム・複数の人数で管理と編集ができる
といった特徴が挙げられます。

編集部が注目したのは、サービスのポイントとして、安部氏が語っていたことでした。

安部氏がポイントとして挙げたのは、ユーザーの目に触れる部分である「UI」と、ユーザーがサービスを通じて得られる体験である「UX」。
「UI・UXが良くないと、ユーザーは使いづらいと感じて無言で立ち去ってしまう。とにかく使いやすく!を常に意識しています。極端に言ってしまえば、また使いたい!と思わせる「中毒性」があるUI・UXを作っていきたいですね。」

基本的なことを常に念頭に置いて、アップデートをし続ける。安部氏のこだわりが見えました。

また、今後の展開について、株式会社ヤプリの庵原氏が語っていたことも印象的でした。

「SaaSの対象となる業界となる領域はまだまだ狭いと思います。極端なことを言えば、SaaSは翻訳することができればどの国でも利用できます。これからはアジアを含めたグローバルな展開もしていきたいですね。」

日本のSaaSがこれから世界を対象にどのような展開を見えてくれるのか、これからに注目です。

フィンテック革命・始動。日本でフィンテックスタートアップがスケールアップする秘訣は?

写真左から、株式会社FOLIO 代表取締役 甲斐 真一郎氏・トランスファーワイズ・ジャパン株式会社 越智 一真氏・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 藤井 達人氏

続いてご紹介するカンファレンスは、「フィンテック革命、始動。日本でフィンテックスタートアップがスケールする秘訣は?」です。
様々なテーマをえらんで投資ができるオンライン証券・海外送金サービス・そして大手金融機関という「Fintech」領域でも別業種の3社がカンファレンスを行いました。

3社が共通して話していたのは、「他の業種と違い、「金融」の仕組みを扱うので、広告審査などの規制がとても厳しい」ということ。
現状は事業をスケールしていくことが難しい業種だが、「分かりづらそう・・・」・「自分がやるものではないと思う・・・」と言った人々が金融対して持っているイメージを変えることができたら大きい、と話していました。

それに加えて、株式会社FOLIOとトランスファーワイズ・ジャパン株式会社の間で共通していたのは、「守りを固めている」こと。
なんと、どちらも社員の半数以上はエンジニアで構成しており、コンプライアンスやセキュリティの部署を設けることで、守りを固めているとのこと。
金融という分野を扱うためは、常に細心の注意を払わなければならないということですね。

明日は2日目の様子をお届けします!

2日目の注目イベントはスタートアップピッチコンテスト!
この様子も創業手帳編集部がお届けしますので、お楽しみに!

Tech in Asia 2018概要

日時:平成30年9月20日、21日
会場:渋谷ヒカリエ 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1
URL:https://www.techinasia.com/events/tokyo/

(執筆:創業手帳編集部)

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