創業手帳が選ぶ起業経営ニュース 2019年10月4日 解説入り 創業手帳編集部 【10月04日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ 10月04日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 大企業のベンチャー連携・投資を後押し 政府の未来投資会議 政府の未来投資会議にて、大企業の新分野への投資を後押しする検討が始まりました。 多額の現預金を持つ企業が、ベンチャーへの出資や技術を持つ新興企業を買収した場合の減税措置を取る考えです。あわせて、大企業とベンチャーが連携する際に使うガイドラインの整備も行う見通しです。 大企業による投資が欧米などに比べて圧倒的に少ない現状に対して、企業が保有する240兆円あまりの現預金を活用し、M&Aや投資、新興企業との連携を促す狙いです。日本がベンチャー企業への投資大国になるための一歩となるかどうか。より具体的な取り組みの枠組みが固まるのが待たれます。 政投銀行、後継者難の中小を買収 日本政策投資銀行が、中小企業の後継者難支援に乗り出しています。後継者難の中小企業を、政投銀行と大手企業による共同出資会社で買収し、事業承継の受け皿を作っています。 支援の例として、日経新聞は東京大田区の協和電気買収を紹介しています。優れた包装を作る技術を生み出す技術を持ちながら、後継者がおらず事業承継が進んでいなかった協和電気を、政投銀行と業界大手の大森機械工業による企業が買収。協和電気側は、大手がつくことで安心して事業を継続させることができ、大森機械は技術の相乗効果を得られます。 この取り組みは、売却を前提とせず、長期の事業承継を目指している点がポイントです。利益重視のやむない事業承継ではなく、長い目で見た事業承継を、大手の金融機関や企業が下支えする取り組みが進むと良いですね。 SBIが事業承継後押しファンド設立 地銀連合を進めているSBIホールディングスが、事業承継に悩む中小企業のための投資ファンドを設立しました。地銀を中心とした7社が出資する1号ファンドは100億円規模で、最終的に1000億規模を目指します。 金融大手による、苦戦する地銀と地方の中小企業双方を結ぶ取り組みがどんどん進んでいます。 カテゴリ トレンド 関連タグ M&A ニュースまとめ 事業承継 この記事を読んだ方が興味をもっている記事 一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット 酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説 【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説 持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは? 【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選 【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説 トレンドの創業手帳ニュース 中小企業庁ミラサポplus 「中小企業庁担当者に聞く「中小企業省力化投資補助金の活用状況とポイント」」 (2025/11/20) 2025年11月15日(土)分 青果物(野菜・果実)の卸売価格速報値 (2025/11/18) 【中小機構】「マンガでわかる「一般事業主行動計画」」が公開 (2025/11/14) 2025年11月10日(月)分 青果物(野菜・果実)の卸売価格速報値 (2025/11/12) e-Tax・作成コーナーヘルプデスク 問い合わせ上位70のFAQが公開 (2025/11/11) 【経済産業省】「中小企業向け 仕事と介護の両立支援セミナー」配信開始 (2025/11/11) 【農林水産省 関東農政局】「ノウトコネクト~農とつながる、農都がつながる~」特設ページが開設 (2025/11/7) 【募集中】令和7年度農山漁村振興への貢献活動に係る取組証明書【農林水産省】 (2025/11/6) 【農林水産省】野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年11月) (2025/11/4) 【経済産業省】米国関税対策ワンストップポータル (2025/11/4) キャンペーン 女性対象 有望企業 トレンド 便利なサービス イベント 制度改正 公募 関連するタグのニュース 中⼩型IT事業のM&Aとロールアップを⾏う「FUNDiT」が9.6億円調達 M&A(企業の合併と買収)は、多様な経営戦略の一環として活用される手法です。 日本では、バブル崩壊後に海外企業による日本企業の買収が相次ぎ、当初は「身売り」といった否定的なイメージを伴うこともありまし… 中⼩型IT事業のM&Aとロールアップを⾏う「FUNDiT」が資金調達 2024年7月12日、株式会社FUNDiTは、資金調達を実施したことを発表しました。 FUNDiTは、中小型IT事業を対象とした共創型M&Aとロールアップを手がけています。 具体的には、独自データにも… 中小企業大学校等で受講できる研修「バトンタッチの準備はできていますか?(SDGsシリーズ)」 2022年12月1日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、おススメ研修の第2弾第12回「バトンタッチの準備はできていますか?(SDGsシリーズ)」について発表しました。 「バトンタッチの準備はできてい… 【8月26日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ 8月26日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 信用保証協会が事業承継支援を開始 事業引き継ぎ支援センターと 信用保証協会が事業承継の支援を展開します。国が運営する… 一般社団法人ベンチャー型事業承継が発足 平成30年6月25日、一般社団法人ベンチャー型事業承継は「一般社団法人ベンチャー型事業承継」を設立したことを発表しました。 ベンチャー型事業承継は、全国初の中小の若手アトツギ特化型ベンチャー支援団体で… 大久保の視点 明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT 2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各… (2025/3/14) 日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞! 日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし… (2024/12/4) 国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート! パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav… (2024/10/9) 創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら 注目のニュース SPONSORED 【創業手帳会員様限定】「弥生会計 Next」有償プラン最大63,000円分プレゼント!弥生グループイン記念キャンペーン SPONSORED 【2025年10月1日から開始】クラウド会計ソフト「弥生会計 Next」スタート応援キャンペーン SPONSORED 【宮城県気仙沼市】「気仙沼市創造的産業復興支援事業費補助金」(6/25締切) 最新の創業手帳ニュース 中小企業庁ミラサポplus 「中小企業庁担当者に聞く「中小企業省力化投資補助金の活用状況とポイント」」 (2025/11/20) 中小企業庁ミラサポplus 「中小受託取引適正化法(取適法)」をわかりやすく説明するサイトを公開 (2025/11/20) 【2026/2/18開催】東京商工会議所セミナー「あなたの会社は大丈夫? プロが教える、改正下請法(取適法)と自社を守るための実践知識」 (2025/11/20) 小学生向け英語塾「Grow Rich English School」を運営する「きみとみらい」が6000万円調達 (2025/11/20) 完全栄養の常温主食「おにもち」を開発・販売する「vitom」が資金調達 (2025/11/20) 訪日免税・ショッピングプラットフォームを手がける「Ocean」が資金調達 (2025/11/20) スマートロック「セサミ」シリーズを展開する「CANDY HOUSE JAPAN」が3.5億円調達 (2025/11/19) AIを駆使した総合型エンターテインメントをプロデュースする「Saishin Technologies」が1.4億円調達 (2025/11/19) アニメIPの監修業務をAIで効率化するシステムを開発・提供する「AI Mage」が資金調達 (2025/11/19) 「商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律施行令の一部を改正する政令」が閣議決定 (2025/11/19) 記事についてのお問い合わせはこちら 創業時に役立つサービス特集 Amazon配送事業で起業! Amazon配送サービスパートナープログラムの始め方 起業家・ビジネスパーソンに工事不要の法人向け5G Wi-Fiがおすすめな理由 法人カードとは?新設法人におすすめのカードを紹介 「freee会社設立」で会社設立手続きの手間を最小限に 起業家に必要な名刺を簡単・素早く作成できるおすすめサービス「パプリ」 税理士との二人三脚で窮地を乗り越えさらなる成長へ 注目インタビュー記事 医療法人宝歯会 梶原浩喜|歯科医師150名以上を抱える巨大グループを築いたマネジメント術 コーナー 門馬 貴裕|パラレルワーカーを効果的に活用するポイントとは? アディッシュ 江戸浩樹|グロース支援・アダプション支援を軸に展開!カスタマーサクセス視点で社会課題を解決する ベンチャー広報 野澤 直人|教えて!どうやったら取材が取れる? HataLuck and Person 染谷 剛史|「はたLuck®️」で店舗サービスに革新を! DROBE 山敷 守|MBO発のスタートアップ!優位性とその裏の葛藤とは?
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2019年10月4日 解説入り【10月04日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
10月04日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。
大企業のベンチャー連携・投資を後押し 政府の未来投資会議
政府の未来投資会議にて、大企業の新分野への投資を後押しする検討が始まりました。
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政投銀行、後継者難の中小を買収
日本政策投資銀行が、中小企業の後継者難支援に乗り出しています。後継者難の中小企業を、政投銀行と大手企業による共同出資会社で買収し、事業承継の受け皿を作っています。
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この取り組みは、売却を前提とせず、長期の事業承継を目指している点がポイントです。利益重視のやむない事業承継ではなく、長い目で見た事業承継を、大手の金融機関や企業が下支えする取り組みが進むと良いですね。
SBIが事業承継後押しファンド設立
地銀連合を進めているSBIホールディングスが、事業承継に悩む中小企業のための投資ファンドを設立しました。地銀を中心とした7社が出資する1号ファンドは100億円規模で、最終的に1000億規模を目指します。
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