G1 メディアアワード 2017授賞式 豪華メンバー4氏が受賞!


一般社団法人G1は11日、日本社会の発展に貢献するメディアや人物を顕彰する「G1メディアアワード2017」を執り行い、創造と変革、海外発信、特別賞の3部門で4氏にアワードを授与しました。

「G1メディアアワード」とは、「批判よりも提案を」、「思想から行動へ」、「リーダーとしての自覚を醸成する」といったG1精神を体現し、日本社会の発展に貢献するメディアや人物を顕彰するため2014年に創設された賞です。
当日は、受賞した4名が集結し、トークセッションや会場質問で盛り上がりました。

創造と変革部門は株式会社サイバーエージェント・藤田 晋 氏、海外発信部門はクリエーティブディレクター・佐々木 宏 氏、特別賞は「シン・ゴジラ」を手掛けた東宝株式会社・山内 章弘 氏と、「君の名は。」を手掛けた映画プロデューサーの川村 元気 氏が受賞しました。

受賞の感想とトークセッションで、創造と変革部門受賞の藤田氏は「AbemaTVは大きな先行投資だが腰を据えてやります。昔から動画をやりたかったのです。」と語り、会場の参加者からは藤田氏への応援、期待のコメントが寄せられていました。

海外発信部門の佐々木氏はリオ五輪閉会式の演出のほか、数々のCMを手掛けてきたクリエーティブディレクターです。「キャンペーン、ターゲットは戦争用語。戦争用語のメディアでは無く、これからはテレビ、スマホ、ネットの境が無くなっていくピースな時代になります」とコメントし、会場を沸かせていました。

特別賞の東宝の山内氏は「シン・ゴジラはアニメ、実写の才能の区別をせず、ゴジラだからではなく面白い映画を作ろうとして、ボーダーレスに才能を集めました。総監督の庵野さんもアニメ畑で、多様な才能が集まった現場でした。どう海外に伝えるのかを意識しました。」と、ヒットの秘密を語りました。

各部門の受賞者の詳細は下記の通りです。

創造と変革部門

株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長 藤田 晋 氏

1998年、24歳でサイバーエージェントを設立し、2000年に当時史上最年少社長として26 歳で東証マザーズ上場、2014 年 9 月に東証一部へ市場変更した。創業から一貫して、インターネット産業において高い成長を遂げる会社づくりを目指し、「21 世紀を代表する会社を創る」を会社のビジョンに掲げる。

2016年4月にインターネットテレビ局「AbemaTV」を開局。従来のテレビとは異なる新たなメディアとして注目を集め、開局から2年で1700万ダウンロードを突破しています。新たな視聴習慣と多彩なコンテンツを多くの人に提供したことが評価されました。

海外発信部門

クリエーティブディレクター 佐々木 宏 氏

1954 年九州熊本で生まれ、その後、東京から北海道と幼少期は全国縦断の日々。ビートルズに熱狂。陸上50メートル6秒台の自称俊足でスピードスケートにも夢中。中学時代に東京に戻るが、父親が急逝。ドラえもんと出会う。愛読書も座右の銘もドラえもんになる。苦学生となるが、奨学金によりK大学卒。TV局のディレクターを目指すが、不況のため募集ゼロ。77年電通入社。新聞雑誌局6年を経て、28才の時クリエーティブ局への転局試験に合格。コピーライター(ヘボ)となる。上司や、スタッフに恵まれ、これ以上ない幸運な電通生活26年を卒業し、48才にして、「シンガタ」設立。これまた様々な波瀾万丈に見舞われるも、ヘラヘラ乗り越え、リオの件で、地球を3周し、現代に至る。趣味は、広告。あとは、なじみの飲み屋で、食べて、飲んで、歌うこと。

2016年のリオデジャネイロオリンピック閉会式で、次回都市の東京へ旗を引き継ぐフラッグハンドオーバー・セレモニーを演出。マリオに扮した安倍首相が地球の裏側から登場するなどのサプライズ演出で世界中の注目を集め、2020 年の東京オリンピックに向けた機運醸成に大きく貢献しました。

特別賞

東宝株式会社 映画企画部部長 山内 章弘 氏

東宝株式会社 映画企画部部長。テレビ部、映画調整部を経て2012年より現職。主なプロデュース作としてドラマでは「トリック」全シリーズ、「矢部謙三」シリーズ、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」「エラいところに嫁いでしまった!」等、映画では「トリック」全シリーズ、「電車男」、「チームバチスタの栄光」シリーズ、「神様のカルテ」シリーズ、「プラチナデータ」、「進撃の巨人」「orange-オレンジ」「アイアムアヒーロー」「シン・ゴジラ」など。年内公開待機作は「君の膵臓をたべたい」「奥田民生になりたいボーイと出会う男狂わせるガール」「亜人」など。

2016年の大ヒット映画「シン・ゴジラ」のエグゼクティブ・プロデューサーを務め、特撮映画の新境地を開拓。未曾有の脅威に政府や関係者が一丸となって立ち向かう姿をリアルに描写し、支持を集めました。

映画プロデューサー・小説家 川村 元気 氏

1979年生まれ。『告白』『モテキ』『君の名は。』『怒り』などの映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter 誌の「Next Generation Asia」に選出され、翌2011年には「藤本賞」を史上最年少で受賞。映画『君の名は。』は、興行収入 249億円を突破した。2012年、初小説『世界から猫が消えたなら』を発表、同作は130万部突破のベストセラーとなり、2014年に発表した絵本『ムーム』はアニメ映画化され、現在32の国際映画賞を受賞。その他の著書として『億男』『仕事。』『理系に学ぶ。』『超企画会議』など。2016年、最新小説『四月になれば彼女は』を発表した。

2016年の社会現象にもなった映画「君の名は。」のプロデュースを担当。若者を中心に世界中で圧倒的な支持を集め、主題歌や名場面がさまざまなメディアやSNSで拡散されるなどし、異例のヒットを生み出しました。

過去の「G1メディアアワード」受賞者

(※肩書きは受賞当時のもの)

【2016年】
創造と変革部門  梅田優祐氏  ユーザベース 代表取締役共同経営者
海外発信部門   佐々木芽生氏 映画監督 プロデューサー
特別賞      浅井茉莉子氏 株式会社文藝春秋 「文藝界」編集部

【2015年】
創造と変革部門  森川亮氏   LINE 株式会社 顧問
海外発信部門   鈴木健氏   SmartNews 株式会社 代表取締役
特別賞      堀江貴文氏

【2014年】
創造と変革部門  川上量生氏 株式会社ドワンゴ 代表取締役会長
海外発信部門   亀井智英氏 Tokyo Otaku Mode Inc. Founder and CEO
特別賞      津田大介氏 ジャーナリスト/メディアクティビスト

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