注目のスタートアップ

Aqua Power Energy株式会社 森 俊哉 | 塩水で発電する、環境と被災者に優しい「水発電機」で注目の企業


塩水で発電する、環境と被災者に優しい「水発電機」で注目なのは、森俊哉さんが2008年に創業したAqua Power Energy株式会社です。

日本は外国に比べて自然災害が発生しやすい国土であり、自然災害件数は変動を伴いながらも増加傾向にあります。また、気候変動による豪雨災害も目立っているほか、大きな被害をもたらすと予測される南海トラフ地震の発生も予見されており、災害対策は喫緊の課題となっています。

災害が起こった場合、電気・ガス・水道などの生活インフラが使えなくなる可能性があり、それらが普及するまでには時間を要します。

スマートフォンや生活家電などは生活に欠かせないものとなっており、電気が使えなくなると大変困ることが予想されます。また、台風などで停電を経験した方も多いと思いますが、電気が使えない生活は予想以上に気力や体力を消耗してしまいます。

停電などの非常時の際に発電機があったら、とても心強い存在となるのではないでしょうか。

市場に多く出回っている発電機は、発電するための燃料として軽油やガソリンを使うため、避難所や家の中などの室内での使用が難しくなります。

しかし、Aqua Power Energy株式会社の水発電機は燃料として塩水を使っているため、室内での使用が可能です。停電時に塩水という身近なもので発電し、被災者に安心・安全な電力を提供することが出来ます。

災害対策の一つとして、環境や被災者に優しい「水発電機」が今注目されています。

Aqua Power Energy株式会社の森 俊哉さんに、事業の特徴や今後の事業展開についてお話をお聞きしました。

・このプロダクトの特徴は何ですか?

世界初の室内で安全に使える発電機です。 
無音で無公害塩水で発電する水発電機です。(特許番号第7028493号)

塩水とマグネシウムのプレートが、水の酸素に触れることで化学反応が起き、電気が発生します。塩水については、海水はもちろん、塩を混ぜれば雨・泥水・尿・しょうゆなどでも発電ができます。

・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?

災害による停電のリスクがある、すべての人に使っていただきたいです。

・このサービスの解決する社会課題はなんですか?

地震や洪水による建物浸水など、災害時の停電を何日間でも回避できます。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

開発資金です。  
代理店様を募集し、販売権利金を100万円頂戴することにより無借金経営をしています。

・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?

メタバースの3Dバーチャルリアリティにて災害時を疑似体験していただき、非常用電源の必要性を実感していただく計画です。

・今の課題はなんですか?

VRチャットにて3DのVRを構築できるエンジニアを募集しています。

・読者にメッセージをお願いします。

災害時の疑似体験をメタバースで社会貢献をしていきますので 、VRチャットにて3DのVRを構築できるエンジニアを募集しています。

回答者プロフィール 森 俊哉(もり としや) 大阪生まれ。
16歳の頃から作曲家兼ジャズギタリストとして活躍し、チャゲアンド飛鳥、世界的なジャズピアニストのハービーハンコック、ギタリストのラリーカールトン、リーリトナーとの共演も果たす。
28歳にして起業家に転身し、浄水器販売会社、携帯電話販売会社、IT事業会社、地デジ工事会社、地盤改良工事会社等、時代の先端をいくビジネスを次々と成功に導く。
常識や固定概念にとらわれず、人々の生活や心を豊かにするために、世の中に新しい価値を創出し続けている。
会社名 Aqua Power Energy株式会社
代表者名 森 俊哉
創業年 2008年8月
住所 東京都港区海岸1-2-3
汐留芝離宮ビルディング21階
社員数 5人
資本金 1200万円
サービス名 水発電機【 AQUENEOUS 】アクエネオス
事業内容 水発電機及びポータブル電源、ソーラーパネルの製造販売
カテゴリ 有望企業
関連タグ NFT VR メタバース
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

VTuber事業やメタバースマーケティング事業を展開する「Brave group」が3億円調達
2023年1月25日、株式会社Brave groupは、Animoca Brands株式会社から3億円の資金調達を実施し、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Animoca Brands株…
VRゲーム・ソーシャルゲームを開発する「ジーゼ」が5.5億円調達
2023年1月1日、株式会社ジーゼは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ジーゼは、スマートフォン・PC向けソーシャルゲーム開発・運用を行っています。 開発したタイトルに…
「VR内見」などビジネスVR事業展開の「ナーブ」が16億円調達
2019年9月30日、ナーブ株式会社は、総額16億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産の内見にVRを活用する「VR内見」や、VRと遠隔通話による無人店舗サービス「どこでもストア」、VRで…
ホテルにもできる別荘をオンラインで販売する「NOT A HOTEL」が20億円調達
2022年10月14日、NOT A HOTEL株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 NOT A HOTELは、ホテルにもできる別荘「NOT A HOTEL」をオンラインで…
3Dアバターを活用したバーチャル店員「xR Cast」を提供する「kiwami」が2.4億円調達
2024年4月18日、株式会社kiwamiは、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 kiwamiは、3Dアバターを活用したバーチャル店員「xR Cast」を提供しています。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集