創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2026年3月5日次世代炭素材料「Graphene MesoSponge」の量産化を目指す「3DC」が3.7億円調達

2026年2月27日、株式会社3DCは、3億7000万円の資金調達を発表しました。
今回の資金調達により、シリーズA全体での調達額は28.2億円となりました。
3DCは、東北大学で発明された次世代炭素材料「Graphene MesoSponge(GMS)」の量産化を目指しています。
GMSは、炭素1原子分の厚みでスポンジのような三次元構造を備えた炭素素材です。柔軟性・多孔性・導電性・耐食性など複数の優れた性質を併せ持っています。
現在、工場建設を進めると同時に、特に高出力・高容量リチウムイオン電池を対象とした検証用途として、国内外の多数の電池メーカーに機能性導電助剤GMSを提供しています。
今回調達した資金は、以下の取り組みに活用する予定です。
・量産工場建設に係る設備投資
・GMSの量産プロセス(トンスケール)の確立のための各種研究開発
・顧客評価用・商用化GMSのグローバルへの供給体制の強化
・研究開発人材の拡充と海外パートナーシップの深化 など
リチウムイオン電池はスマートフォンやパソコン、電気自動車など、現代社会のあらゆる電子機器を支える欠かせない電源です。しかし、既存のリチウムイオン電池にはいくつかの重要な課題があります。まず、過充電・過放電・高温環境下での発火や爆発リスクが指摘されており、安全性の確保が常に求められています。また、原料として使用されるリチウムは希少資源であり、供給不安や価格高騰のリスクを抱えています。さらに、充電時間の長さもユーザー体験を制限する要因となっています。
近年は電子機器の高性能化が進み、より大容量で安全性が高く、短時間で充電できる電池へのニーズが急速に高まっています。こうした背景から、次世代電池の研究開発が世界的に加速しており、リチウムイオン電池の限界を超える新技術への期待が大きくなっています。
こうした背景のもと、3DCは次世代炭素材料「Graphene MesoSponge」(GMS)の量産化を目指しています。GMSはその特徴である柔軟性・多孔性・導電性・耐食性などにより、電池性能を大きく向上させることが期待されています。
シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金調達方法や補助金・助成金制度など、創業期をサポートするためのさまざまな情報を提供しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | 3DC リチウムイオン電池 素材 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
公益財団法人東京都中小企業振興公社 令和7年度「製品開発着手支援助成事業」のご案内です。 製品・技術開発を行う都内中小企業者等(創業予定者含む)に対し、開発実施にあたって考えなくてはならない素材や機能…
2024年11月29日、株式会社EVモーターズ・ジャパンは、9750万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約67.6億円となりました。 EVモーターズ・ジャパ…
2025年1月14日、SPACECOOL株式会社は、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SPACECOOLは、宇宙に熱を逃がしてゼロエネルギーの冷却を実現する放射冷却素材「SPACEC…
2026年2月10日、appcycle株式会社は、資金調達を発表しました。 appcycleは、青森県の基幹産業であるりんご農業のフードロス削減を目的に、エシカルレザー「RINGO-TEX」を手がけて…
2023年9月27日、株式会社Vookは、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本テレビホールディングス株式会社です。 Vookは、映像制作ナレッジ共有サービス「Vook(ヴック…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
