注目のスタートアップ

衣服のデジタル生産プラットフォームを提供する「シタテル」が資金調達

company

2025年11月20日、シタテル株式会社は、資金調達を発表しました。

シタテルは、衣服のデジタル生産プラットフォームを提供しています。

企画、生産、貿易などのプロセスをクラウド上で統合し、企業がスピーディかつ柔軟にものづくりができる環境を提供しています。

2025年11月現在、国内を中心に5300社を超える縫製工場・生地メーカー、約2万4730社のブランド・企業が登録するネットワークを構築しています。

今回調達した資金は、既存事業の拡充、新規事業の開発に活用します。


アパレル業界は長らくファストファッションによる大量生産・大量消費モデルに依存してきました。しかしこのモデルは、大量の水資源消費やマイクロプラスチック排出など環境負荷が大きく、生産現場の労働環境も厳しいことから世界的に批判を受けています。年間約28億点が生産され、その半数が余剰在庫となる現状は、持続可能性の観点から深刻な課題です。

こうした背景を受け、業界では新たなビジネスモデルの構築が進められています。特にコロナ禍では店頭購買が減少し、ECの強化や小口需要に応える迅速な商品化が注目されました。小ロット・多品種生産を成立させるには、生産管理の効率化や最適な工場選定が不可欠です。

シタテルはこの変化に対応し、衣服やライフスタイル製品づくりを支援するデジタル生産プラットフォームを提供し、持続可能で柔軟な生産体制の構築を後押ししています。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受ける際の注意点など詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX i/MAG アパレル デジタル デジタル化 ファッション プラットフォーム プロセス ものづくり 株式会社 生産 統合 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

コミュニティの力によりコーチングを通じた自己変革を実現するサービス「リクラスコーチング」がリリース
2022年7月21日、株式会社D-Activationは、「リクラスコーチング」をリリースしたことを発表しました。 「リクラスコーチング」は、コミュニティの力を活用してコーチングを通じた自己変革を実現…
不動産データ分析基盤「estie pro」提供の「estie」が10億円調達
2022年1月12日、株式会社estieは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産データ分析基盤「estie pro」と、賃貸オフィスマッチングサービス「estie」を提供して…
フリーランス・小規模事業者向けAIファクタリングサービス「labol」などを提供する「ラボル」が32億円調達
2025年9月18日、株式会社ラボルは、総額約32億円の資金調達を発表しました。 ラボルは、フリーランスやSMB(小規模事業者)向けAIファクタリングサービス「labol(ラボル)」と、法人向けカード…
エンターテインメント施設向けの定額パス事業やIPソリューション事業などを手がける「オリグレス」が10億円調達
2025年1月8日、株式会社オリグレスは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また社名を、株式会社ORIGRESS PARKS(旧)から株式会社オリグレス(新)へと変更したことも発表…
電気自動車充電サービス「WeCharge」提供の「ユビ電」が「オリックス」から資金調達
2022年9月27日、ユビ電株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、オリックス株式会社です。 また、オリックス自動車株式会社と業務提携契約を締結したことも併せて発表しています。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集