注目のスタートアップ

宇宙ビッグデータとAI解析を組み合わせた水道DXソリューションなどを展開する「天地人」が7億円調達

company

2025年9月2日、株式会社天地人は、総額約7億円の資金調達を発表しました。

また、今回の資金調達により、累計調達額は約17億円となりました。

天地人は、宇宙ビッグデータとAI解析技術を組み合わせ、地上の見えないリスクや価値を可視化する「天地人コンパス」を展開しています。

現在、水道DXソリューション「天地人コンパス 宇宙水道局」をコア事業としています。

「天地人コンパス 宇宙水道局」は、水道管の漏水リスクの評価管理システムです。宇宙ビッグデータと水道事業者が保有する水道管路情報などを組み合わせ、AIで解析することで、漏水リスクを評価・確認・管理できるシステムです。

今回調達した資金は、エンジニアの採用、開発体制の強化、国内・海外展開・営業網の拡大、データインフラの整備、自社データ基盤の構築、ブランド構築、市場の認知拡大に活用します。


小型人工衛星の普及により、宇宙ビジネスが急速に発展しています。なかでも衛星サービスは宇宙ビジネスにおける主要な分野であり、今後のさらなる成長が期待されています。

衛星サービスは、主に小型衛星から得られるデータを分析・活用するサービスです。その範囲は、農地分析や商業施設の売上予測、人流分析、災害対策、インフラ施設の管理、海洋状況の把握など幅広いものとなっています。

天地人は、宇宙ビッグデータとAI解析技術を組み合わせ、気候・環境・土地を分析することでビジネスの効率化や高度化を支援しています。

コア事業である「天地人コンパス 宇宙水道局」は、水道管の漏水リスクの評価管理システムです。

近年、国内では水道管の老朽化により漏水や地盤沈下といった事故が多発しています。しかしながら、インフラ業界は人手不足・予算不足が顕著となっており、適切な保守・点検がままならない状況にあります。そのため、この状況を打破するソリューションが求められています。「天地人コンパス 宇宙水道局」といったソリューションは今後のインフラ業界において重要な役割を果たしていくと考えられます。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB JAXA インフラ 分析 土地評価 地球観測 天地人 天地人コンパス 天地人コンパス 宇宙水道局 宇宙 宇宙ビッグデータ 株式会社 気候変動 水道管 点検 衛星 衛星サービス 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

農家向け脱炭素施策の収益化やカーボンクレジットの流通サポートを手がける「フェイガー」が3.4億円調達
2023年12月6日、株式会社フェイガーは、総額3億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フェイガーは、農家向け脱炭素施策の収益化と、カーボンクレジットの流通サポートを手がけています…
SNSの店舗アカウントを一元管理できるクラウドサービス「Canly」運営の「Leretto」が資金調達
2020年7月27日、株式会社Lerettoは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Canly(カンリー)」の提供を開始したことをも併せて発表しました。 「Canly」は、Googleマイ…
クラウドファンディング・プラットフォーム開発中の「クラウド・インベストメント」が資金調達
2019年9月24日、クラウド・インベストメント株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 現在、クラウドファンディング・プラットフォーム「FUELオンラインファンド」を開発しています。 ミド…
オンライン型ファクタリングサービス「OLTAクラウドファクタリング」を提供する「OLTA」が25.3億円調達
2023年6月21日、OLTA株式会社は、総額約25億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OLTAは、オンライン完結型のファクタリングサービス「OLTA(オルタ)」や、「OLTA」…
妊産婦のオンライン診療の普及により安心・安全な妊娠・出産環境の実現を目指す「メロディ・インターナショナル」が1.6億円調達
2021年2月5日、メロディ・インターナショナル株式会社は、総額約1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 モバイル胎児モニターを核とした、クラウド周産期遠隔医療プラットフォームの普…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集