注目のスタートアップ

テキスト通話アプリ「Jiffcy」を提供する「穴熊」が資金調達

company

2025年7月8日、株式会社穴熊は、資金調達を発表しました。

穴熊は、テキスト通話アプリ「Jiffcy」を提供しています。

このアプリは、テキストで通話することができるコミュニケーションアプリです。通話状態としてリアルタイムに接続し、入力された文字を1文字ずつ表示させることで、テキストコミュニケーションでも通話のような感覚を再現しています。

現在、最大4人のグループでテキスト通話が行えるグループ機能を備えています。また、近日中にスタンプ機能を追加する予定です。

今回調達した資金は、アプリの機能強化、ユーザー体験の向上、Android版の提供、法人向けソリューションの開発、海外展開拡大に向けた体制強化、マーケティングに活用します。


音声コミュニケーションは、リアルタイム性や感情を豊かに伝えられるといった特徴を持つコミュニケーション手段です。こうした特徴から、人間関係の構築・維持や、即応が求められるビジネスやサービス分野(カスタマーサポートや営業など)、教育・医療・福祉などにおいて、重要なコミュニケーション手段として用いられています。

また、スマートフォンなどのスマートデバイスが普及した現代社会では、通話やビデオ通話の活用も進んでおり、音声を用いた遠隔コミュニケーションも重要な手段として定着しています。

一方で、音声コミュニケーションは声を発する必要があるため、社会的ルールや環境への配慮、プライバシー、安全性などの観点から、利用できる時間や場所に制限があるのも事実です。たとえば、国内では電車内での通話が禁止されているほか、深夜帯は近所迷惑になる可能性があるため、多くの人が通話を控える傾向にあります。

テキストコミュニケーションには、音声よりもシチュエーションを選ばずに利用できるという利点があります。しかしその一方で、感情を伝えにくいという課題も抱えています。

穴熊は、こうしたテキストコミュニケーションの課題を解決するために、新感覚のコミュニケーションアプリ「Jiffcy」を提供し、コミュニケーションの可能性を広げることを目指しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SNS アプリ コミュニケーション テキスト リアルタイム 文章 株式会社 資金調達 通話
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

メタバース領域における法律相談AIサービス「ロボット弁護士」などを手がける「Robot Consulting」が資金調達
2024年4月2日、株式会社Robot Consultingは、資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、累計調達額は10億7,110万円となりました。 Robot Consultingは、…
日本語会話学修プラットフォーム「日本語.COM」運営の「GEパートナーズ」が資金調達
2020年7月7日、GEパートナーズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 2020年6月1日から、日本語会話学修プラットフォーム「日本語.COM」のβ版を提供しています。 日本語検定合格…
プロジェクト管理アプリ「KANNA」提供の「アルダグラム」が20億円調達
2022年6月1日、株式会社アルダグラムは、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アルダグラムは、建設業・不動産業・製造業などのノンデスクワーク業界向けプロジェクト管理アプリ「KAN…
検査AIのノーコード開発ツール「MENOU-TE」など提供の「MENOU」が2.5億円調達
2022年1月11日、株式会社MENOUは、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 検査AIのノーコード開発ツール「MENOU-TE」や、検査AIの総合的な導入支援サービス「…
オンライン美肌治療サービス「ANS.」を展開する「Neautech」が11.2億円調達
2025年10月17日、株式会社Neautechは、総額11億2000万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約21.35億円となります。 Neautechは、オンライン美肌…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集