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未熟児網膜症治療薬の実用化を目指す「フェリクス」が12.5億円調達

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2025年7月1日、株式会社フェリクスは、総額12億5000万円の資金調達を発表しました。

フェリクスは、フェロトーシス・酸化脂質をターゲットとした医薬品開発を行う九州大学発のバイオテックスタートアップです。

現在、未熟児網膜症(ROP)や加齢黄斑変性を対象とした新薬を開発しています。

今回調達した資金は、未熟児網膜症の予防を適応としたFLQ-101の臨床開発の加速に活用します。


フェロトーシスとは、酸化脂質などの蓄積によって引き起こされる細胞死です。神経性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病)、がん、虚血再灌流障害(心筋梗塞や脳卒中)などと関連があります。

フェリクスは、このフェロトーシスをターゲットに、未熟児網膜症の治療薬を開発しています。

未熟児網膜症は、早産児に多く見られる網膜の異常な血管新生による疾患です。小児失明の主因のひとつであり、アンメットメディカルニーズの高い疾患となっています。

そして、近年の研究で酸化ストレスと脂質過酸化が未熟児網膜症の発症に関与していることから、フェロトーシスが新たな治療標的として注目されています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ ROP アンメットメディカルニーズ フェリクス フェロトーシス 九州大学 医薬品 未熟児網膜症 株式会社 治療薬 資金調達
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