「M&A支援機関登録制度」

subsidy

「M&A支援機関登録制度」のご案内です。

中小企業が安心してM&Aに取り組める基盤を構築することを目的に、2021年8月、中小企業庁によって設置された制度です。

また、「事業承継・M&A補助金(専門家活用枠)」において、FA業務又は仲介業務に係る手数料については、本登録制度にあらかじめ登録されたFA業務又は仲介業務を行う者によるもののみを補助対象としています。

2025年度公募の登録申請と、2025年度の登録継続申請(既存登録支援機関向け)の受付が開始されています。

公募期間

2025年5月30日(金)~2026年2月13日(金)


社会全体の高齢化が進むなかで、企業経営者の高齢化も加速しており、今後は経営者の引退がさらに増加すると見込まれています。それに伴い、事業承継への的確な対応がこれまで以上に重要な課題となっています。

事業承継が進まなければ、長年培われてきた経営資源やノウハウが失われるおそれがあり、これは地域経済だけでなく、日本経済全体にとっても大きな損失となりかねません。中小企業が持つ貴重な資源を次の世代へと確実に引き継いでいくことが求められています。

中小企業庁の「2022年版 小規模企業白書」によると、後継者がいない企業の割合は2017年に66.5%でピークに達したものの、2021年時点でも61.5%と依然として高い水準にあります。こうしたデータからも、事業承継は今なお喫緊の課題であることが明らかです。

このような状況のもと、中小企業の間ではM&Aを活用した事業承継の取り組みが進められています。M&Aは複雑な手続きが伴うため、外部の支援機関による専門的なサポートが不可欠です。中小企業庁は、企業が安心してM&Aを活用できるよう、「M&A支援機関登録制度」の運用を通じて、適切な支援体制の整備を進めています。

M&Aは財務基盤の強化やEXIT戦略としても重要です。M&Aを成功させるには、早期から戦略を立て、企業の基盤を整備することが重要だといわれています。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ M&A M&A支援機関登録制度 中小企業庁 事業承継 支援機関 登録
詳細はこちら

M&A支援機関登録制度

事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「面的地域価値の向上・消費創出事業」補助金
中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の公募の開始について発表しました。 コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたインバウンドの回復等が期…
令和6年度補正「IT導⼊補助⾦2025」概要が発表
中小企業庁は、令和6年度補正「IT導⼊補助⾦2025」の概要を発表しました。 「IT導⼊補助⾦」は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的に、デジタル化・DXなどに向けたITツール(ソフトウ…
経済情報サービスの「ユーザベース」が米経済メディア「Quartz」を買収
平成30年7月2日、株式会社ユーザベースは、Quartz Media LLCの全株式を取得し、子会社化することを取締役会で決議したことを発表しました。 買収実行日は7月31日を予定しています。 Qua…
「知財経営支援ネットワーク」に中小企業庁が参加
2024年12月4日、経済産業省は、「知財経営支援ネットワーク」に中小企業庁が加わったことを発表しました。 「知財経営支援ネットワーク」は、特許庁・独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)・日…
創業支援など展開の「MAKOTO WILL」と事業承継プログラム「ロカビズ」運営の「Local Local」が業務提携
2020年10月15日、株式会社MAKOTO WILLは、Local Local株式会社は、業務提携したことを発表しました。 MAKOTO WILLは、地方自治体と連携した創業支援や、人材誘致・育成事…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集