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2025年4月16日EV性能予測技術などを用いたEVデータ活用事業を展開する「MobiSavi」が資金調達

2025年4月7日、株式会社MobiSaviは、資金調達を発表しました。
MobiSaviは、EV導入支援ツール「FACTEV」の提供などを通じ、国内における新車・中古車EVの普及に取り組んでいます。
「FACTEV」は、顧客が現在使用している車両の走行データ、用途、走行地域の道路特性、気象情報などを分析し、置き換え可能なEVを提案し、エネルギーコストやCO2削減量などの導入効果を可視化することで、EV導入に向けた提案を支援しています。
今後、MobiSaviは出資先企業などとの協力により、バッテリー性能予測シミュレーションを活用したリユースEV(中古EV)のバッテリー性能保証および残価保証の仕組みの構築を目指します。
EVサーキュラーエコノミーは、希少資源の有効活用と環境負荷の低減を通じて、持続可能なEV産業に欠かせない取り組みです。理想的な資源循環は、新車利用・中古車利用・バッテリー再利用・資源リサイクルの4段階から成ります。
しかし、現在国内では新車販売が伸び悩み、中古EVの国内流通も進んでいません。その背景には、バッテリー性能の正確な評価や保証制度の未整備があります。循環型社会の実現には、これらの課題を解消し、国内流通を活性化させることが重要です。
とくに重要なのが、バッテリー性能の正確な評価と保証です。同じ使用年数や走行距離でも使用環境や個体差で性能に差が出るため、バッテリーの性能変化に関するの長期データが必要となります。しかし、EVの普及が進んでいない車種では十分な実績データの収集が難しく、保証制度の構築が困難であるという課題があります。
MobiSaviはこれらの課題を解決するため、独自のバッテリー性能予測シミュレーション手法を開発し、その技術を活用したEV導入支援ツール「FACTEV」を提供しています。
企業・事業の成長には資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
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