注目のスタートアップ

オートロックマンション向け置き配対応化サービス「スマート置き配」などを手がける「ライナフ」が資金調達

company

2025年3月14日、株式会社ライナフは、資金調達を実施したことを発表しました。

ライナフは、スマートロックブランド「NinjaLock」シリーズの製造・販売、不動産管理ソリューション「ライナフスマートサービス」の開発・運営、オートロックマンション向け置き配対応化サービス「スマート置き配」の開発・運営を行っています。

「スマート置き配」は、スマートロック「NinjaEntrance」を活用し、オートロック付きマンションの共用エントランスをデジタル化することで、認証された配達員がオートロックを解錠し、荷物を指定場所に届けられる仕組みを構築するサービスです。

今回調達した資金は、「スマート置き配」の導入拡大を目的としたリソース強化に活用します。


新型コロナウイルス感染症の流行によりEC利用が拡大し、宅配便の取り扱い個数が急増し、同時に人手不足の深刻化した結果、物流業界では再配達が大きな課題となっています。

国土交通省によると、配達された荷物のうち約2割が再配達になっており、物流業界の労力やコスト増大に影響を与えています。また、トラックからのCO2排出増加にもつながっており、環境負荷への懸念もあります。

この問題に対して、物流業界ではアプリ・LINE・メールなどを使い、配達時間を事前に通知するなどの対策を講じていますが、いずれもユーザーの協力が必要なため、根本的な解決には至っていません。

そこで、コロナ禍の影響で普及が進んだ宅配ボックスや置き配が注目されています。しかし、オートロックマンションの場合、住人が不在時に宅配業者が建物内に入れないため、置き配が困難という課題もあります。

このような課題を解決するため、マンションでは宅配ボックスやロッカーの設置が検討されますが、設置コストやスペースの問題が導入のハードルとなることもあります。

ライナフは、オートロック付きマンション向けにスマートロックを活用した宅配業者の入館管理システムを提供しており、これにより置き配を実現できる環境を整えています。この仕組みは、宅配ボックスよりも低コストで設置スペースも不要という特徴を持っています。

企業・事業の拡大には資金調達が欠かせません。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB NinjaEntrance NinjaLock エントランス オートロック サービス スマートロック スマート置き配 デジタル化 マンション ライナフ ライナフスマートサービス 不動産管理 株式会社 置き配 荷物 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

代理店営業管理SaaS「PartnerSuccess」運営の「パートナーサクセス」が1億円調達
2020年12月15日、パートナーサクセス株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 代理店営業の売上を最大化する代理店営業管理クラウド「PartnerSuccess」を開発・提供…
AI与信管理サービス提供の「アラームボックス」が1.2億円調達
2019年12月2日、アラームボックス株式会社は、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 インターネット上の情報を活用したAI与信管理サービス「アラームボックス」を提供していま…
「freee」が「請求書ファイナンス」モバイル版をリリース
2019年12月24日、freee株式会社の子会社であるfreee finance lab株式会社は、「請求書ファイナンス」のモバイル版を提供開始したことを発表しました。 「請求書ファイナンス」は、「…
現場DXプラットフォームを提供する「カミナシ」が30億円調達
2023年3月29日、株式会社カミナシは、総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カミナシは、現場DXプラットフォーム「カミナシ」を提供しています。 手書き情報のデータ化・集計・報告な…
EV用普通充電器などを開発・提供する「ジゴワッツ」が1億円調達
2022年10月18日、株式会社ジゴワッツは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ジゴワッツは、電気自動車(EV)用普通充電器「Ella」や、自動車用スマートロックシステム「Virt…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集