注目のスタートアップ

カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」を運営する「Carbon EX」が3億円調達

company

2025年3月13日、Carbon EX株式会社は、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、既存株主のアスエネ株式会社とSBIホールディングス株式会社です。

これに伴い、アスエネの出資比率を51%に引き上げ、Carbon EXはアスエネの連結子会社となりました。

Carbon EXは、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」を運営しています。

今回調達した資金は、「Carbon EX」の機能拡大や、新規事業開発、採用活動の強化に活用します。


世界的な気候変動は、人間の生活や経済活動に深刻な影響を及ぼしています。干ばつの増加、大規模災害の頻発、海面上昇による土地の減少、生物多様性の損失など、さまざまなリスクが顕在化しています。

気候変動の主な要因は二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出であるとされているため、気候変動対策として世界的に温室効果ガスの排出削減が進められています。

こうした流れのなかで、日本は「2050年カーボンニュートラル」の目標を掲げ、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指しています。

この目標は、排出そのものをなくすのは現実的ではないため、排出量と吸収量を均衡させ、最終的な差し引きをゼロにするという考え方です。

具体的な取り組みとして、森林保全などの環境保全活動への寄付や支援が挙げられます。また、こうした環境保全活動などへの資金循環を促すため、「カーボンクレジット」という仕組みが構築されています。この仕組みは、削減や吸収の成果をクレジットとして発行・取引することで、環境対策を推進したい企業・団体の資金提供を促しています。

環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。カーボンニュートラルに関する取り組みは投資家に対するアピールにもなります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Carbon EX SBIホールディングス アスエネ カーボンクレジット カーボンニュートラル クレジット ネットゼロ 二酸化炭素 取引 吸収 排出量 株式会社 森林保全 気候変動 温室効果ガス 環境保全 環境対策 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

フリーランス向け業務管理ツールを提供する「Tooon」が資金調達
2023年1月16日、Tooon株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Tooonは、フリーランス向け業務管理ツール「Tooon(トゥーン)」を開発・提供しています。 「Tooon」は、ポ…
映像クリエイターの学び・仕事・つながりをサポートする「Vook」が「日本テレビHD」から4億円調達
2023年9月27日、株式会社Vookは、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本テレビホールディングス株式会社です。 Vookは、映像制作ナレッジ共有サービス「Vook(ヴック…
着物レンタル事業や宿泊管理事業など観光・インバウンド領域で多方面に事業を展開する「羅針盤」が4億円調達
2024年2月21日、株式会社羅針盤は、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 羅針盤は、個人・法人を対象に宿泊業への参入をサポートする宿泊管理事業、訪日外国人向けオプショナルツアーを展開する…
住宅ローンプラットフォーム提供の「iYell」が35億円調達
2022年2月9日、iYell株式会社は、総額35億円の資金調達を実施したことを発表しました。 工務店・不動産会社向け住宅ローン業務効率化アプリ「いえーる ダンドリ」や、最適な住宅ローンを提案するサー…
インフラ点検現場に特化したタブレットCADアプリを提供する「DAC-NOTE」が資金調達
2023年7月12日、DAC-NOTE株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 DAC-NOTEは、インフラ点検現場に特化したタブレットCADアプリ「DAC-NOTE」を開発・提供しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集