【農林水産省】令和7年度「有機農業推進総合対策事業」(3/21締切)

subsidy

農林水産省は、令和7年度「有機農業推進総合対策事業」の公募について発表しました。

有機農業の人材育成、事業者と連携して行う国産原料を使用した有機加工食品の生産拡大や国産有機農産物等の需要喚起等の取組を支援するものです。

事業内容

(1)有機農業新規参入促進事業

農業者が有機農業に新規参入しやすい環境を整備するため、有機農業者数の増加を図ることで有機農業の取組面積を拡大させる意向のある産地(拡大産地)における課題や要望を把握した上で、その課題や要望に応じて、拡大産地における販売戦略の企画・助言や新規就農に当たっての農用地確保の円滑化等を行うオーガニックプロデューサーの派遣、有機農業の栽培技術指導を広域的に行う民間団体(民間有機指導団体)等による現地指導や研修会の開催、新たに有機農業に取り組む農業者が有機JASの制度や技術的基準等を習得するために必要な研修の受講等の支援について、総合的かつ一体的に実施する取組を支援します。

(2)有機加工食品原料国産化支援事業

有機加工食品の国産原料の拡大を推進するため、生産者と連携して国産有機加工食品(主原料の5割以上が国産原料のもの)の生産に取り組む流通、加工等の事業者等が行う国産原料を使用した有機加工食品の生産・取扱い拡大の取組を支援します。

(3)国産有機農産物等需要拡大支援事業

国産有機農産物等の需要を拡大し新たな市場を創出していくため、国産有機農産物等を取り扱う小売等の事業者と連携して行う消費者の需要喚起及び活用促進、有機農業の環境保全効果の訴求に係る取組、生産者と事業者間のマッチングの取組を支援します。

提出期限

2025年3月21日(金)17:00


有機農業とは、化学的に合成された肥料や農薬を使用せず、土壌本来の力を活かしながら、農業による環境負荷をできるだけ抑えることを目指す農業です。

日本では、農薬を使わない安全な農作物というイメージが強いですが、その本質は環境負荷の軽減にあります。

近代農業は生産性向上のために環境に大きな負担をかけてきました。そのため、持続可能な農業の確立には、有機農業の推進が不可欠とされています。

農林水産省は有機農業推進の方針を示し、2030年までに有機農業の取組面積を6.3万haに拡大する目標を掲げています。さらに、「みどりの食料システム戦略」では、2050年までにオーガニック市場を成長させつつ、耕地面積に占める有機農業の割合を25%に引き上げることを目指しています。

とくに近年は、若い農業者や新規就農者が有機農業に強い関心を持っています。しかし、経験の少なさから農業経営が安定せず、途中で離農するケースも少なくありません。

こうした課題に対応するため、補助金などによる支援が求められています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

さらには、ブルーベリーファームおかざきとコラボして制作した、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。



読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 助成金 国産有機農産物等需要拡大支援事業 有機加工食品原料国産化支援事業 有機農業 有機農業推進総合対策事業 有機農業新規参入促進事業 補助金 農林水産省
詳細はこちら

令和7年度有機農業推進総合対策事業の公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」間接補助事業者の採択結果が発表
2023年12月4日、経済産業省は、令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」に係る間接補助事業者の採択結果について発表しました。 令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」について、令和5年10月6…
「副業・兼業支援補助金」第2次公募
2023年7月7日、経済産業省は、「副業・兼業支援補助金」の第2次公募の受付を開始したことを発表しました。 労働移動の円滑化を進める観点から、副業に人材を送り出す企業、または副業の人材を受け入れる企業…
令和5年度(第2回)「既存建築物省エネ化推進事業」補助金
2023年9月11日、「既存建築物省エネ化推進事業」の公募が開始されました。 「既存建築物省エネ化推進事業」は、建築物ストックの省エネルギー改修等を促進するため、民間事業者等が行う省エネルギー改修工事…
「副業・兼業支援補助金」4次公募
「副業・兼業支援補助金」の4次公募の受付が開始されました。 企業等が副業・兼業に人材を送り出すため、または副業・兼業の人材を受け入れるための取り組みを支援する補助金です。 類型A 副業・兼業送り出し型…
「スマート農業の全国展開に向けた導入支援事業のうち農業支援サービス導入タイプ」補助金
農林水産省は、令和3年度「スマート農業の全国展開に向けた導入支援事業のうち農業支援サービス導入タイプ」の第5次公募について発表しました。 ポストコロナを見据え、国産農林水産物の需要増加への対応等を進め…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料
冊子
創業手帳
創業手帳冊子版(無料) 創業手帳woman