注目のスタートアップ

金属基複合材を開発する「アドバンスコンポジット」が資金調達

company

2025年1月14日、アドバンスコンポジット株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、鈴与商事株式会社です。

アドバンスコンポジットは、従来の単一素材にはない特性を持つ金属基複合材を開発しています。

静岡県において強固な事業基盤と国内外の事業ネットワークを有する鈴与グループの商流事業の中核を担う鈴与商事と連携強化を図り、事業基盤のさらなる強化と拡大を加速していきます。


金属基複合材(Metal Matrix Composites、MMC)は、金属を母材とし、セラミックスや他の金属などの強化材を組み合わせることで、幅広い特性を引き出した複合材料です。この材料は、形状や重量を変えずに剛性を向上させる、剛性を保ちながら軽量化する、放熱性を向上させるなど、多様な特性の実現が可能です。

近年、SDGs(持続可能な開発目標)の普及により、環境対応型の製品開発が重要視されています。とくに省エネルギー性能の高い製品が求められるなかで、優れた特性を持つ材料は製品性能を向上させるうえで不可欠な要素となっています。

アドバンスコンポジットは、こうしたニーズに応える金属基複合素材を開発しています。たとえば、軽量性と剛性を両立する金属・セラミック複合素材は、半導体製造装置やエアコン用圧縮機のスクロールといった駆動部品に利用され、高速化や省エネルギー化を実現しています。また、高い熱伝導性とヒートサイクル耐性を兼ね備えた金属とグラファイトの複合素材は、効率的な放熱によって電子デバイスの性能向上と寿命延長を可能にしています。

事業を大きく成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携・協業が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Metal Matrix Composites MMC アドバンスコンポジット セラミックス 材料 株式会社 物性 特性 資金調達 金属基複合材 金属基複合素材
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

CtoCマッチング事業向けシステム開発事業の「C2C」が3.8億円調達
2021年3月29日、C2C PTE. LTD.は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CtoCダイレクト・マッチングに必要となる基本機能を、独自に開発したプラットフォーム…
「区分所有オフィス」を主軸に資産形成コンサルティングを行う「ボルテックス」が広島銀行「〈ひろぎん〉サステナビリティ・リンク・ローン」により1.6億円調達
2023年2月28日、株式会社ボルテックスは、株式会社広島銀行が提供する「〈ひろぎん〉サステナビリティ・リンク・ローン」により1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ボルテックスは…
大豆等穀物の植物工場からプラントベースドフード加工までを垂直統合で展開する「ディッシュウィル」が資金調達
2023年4月17日、株式会社ディッシュウィルは、資金調達を実施したことを発表しました。 大豆等穀物を生産する植物工場から、プラントベースドフード加工までを垂直統合で展開しています。 植物工場から食品…
「TYL」が獣医師往診サービス「anihoc」をリリース
2021年5月19日、株式会社TYLは、2021年5月19日から「anihoc(アニホック)」の提供を開始することを発表しました。 「anihoc」は、獣医療を自宅や専用の往診社内で提供する、獣医師往…
Web3ゲーム・プラットフォームを開発する「Mint Town」が10億円調達
2023年7月19日、株式会社Mint Townは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 2023年5月に、Web3ゲームやVRゲームの企画・開発・運営を手がける株式会社Thirdve…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集