注目のスタートアップ

電⼒オークション「エネオク」などを手がける「エナーバンク」が5.8億円調達

company

2024年12月2日、株式会社エナーバンクは、総額約5億8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

エナーバンクは、電⼒オークション「エネオク」の運営や、環境価値プラットフォーム「グリーンチケット」の企画・販売、太陽光発電設備導⼊⽀援事業「ソラレコ」の運営、エネルギー調達・脱炭素のためのコンシェルジュ「エネパーク」の運営などを行っています。

「エネオク」は、全国の小売り電気事業者から最安の電力契約を見つけられるオークション型の仲介サービスです。

「グリーンチケット」は、グリーン電力証書の仕組みを活用し、再生可能エネルギーから発電された電気に含まれる環境価値をデータとして可視化し移転することで、再生可能エネルギーを必要とする企業などに届けるサービスです。

今回の資金は、既存事業のさらなる成長と、新規事業の立ち上げ、人材採用などに充当します。


国連が示したSDGs(持続可能な開発目標)の影響を受け、世界的に再生可能エネルギーの普及が進んでいます。企業においても、脱炭素化を目指し、事業で使用する電力を再生可能エネルギーへ切り替える取り組みが進行中です。

企業が再生可能エネルギーを調達する方法には、自社の土地に太陽光発電設備を設置して自家発電・自家消費する方法や、土地を業者に貸し出して発電設備を設置してもらい、その電力を購入する方法などがあります。また、小売電力事業者から再生可能エネルギーを直接購入する手段や、グリーン電力証書といった環境価値証書を購入する方法も一般的です。

これらの方法のうち、小売電力事業者から再生可能エネルギーを購入する方法はわかりやすいものの、料金が通常の電気料金より高くなる場合があるほか、選べるプランが限られるといった課題もあります。そのため、すべての企業が容易に選択できるわけではありません。

このように、再生可能エネルギーの調達方法が多岐にわたるため、自社に最適な選択肢を見極めるのが難しいという課題も浮上しています。このような背景から、企業ごとに最適な調達方法を提案するサービスへの需要が高まっています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ESG SDGs エネオク エネパーク エネルギー オークション グリーンチケット ソラレコ プラットフォーム 再エネ 再生可能エネルギー 取引 太陽光発電 導入 導入支援 株式会社 環境 調達 資金調達 電力
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営する「トレードワルツ」に「丸紅」が出資
2023年1月31日、株式会社トレードワルツは、丸紅株式会社によるトレードワルツへの出資に合意し、払込みが完了したことを発表しました。 NTTデータ、三菱商事など、日系大手企業7社が共同出資し2020…
カメラのサブスクリプションサービス「GooPass」展開の「カメラブ」が10億円調達
2022年1月31日、カメラブ株式会社は、総額10億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 カメラ機材のサブスクリプションサービス「GooPas(グーパス)」や、カメラのWebメディア「#Goo…
周回衛星向けGround Segment as a Service(GSaaS)プロバイダーの「インフォステラ」が3.8億円調達
2020年4月30日、株式会社インフォステラは、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 周回衛星向けGround Segment as a Service(GSaaS)プロバイ…
分散型IDを活用したIoTデータセキュリティソリューションを提供する「CollaboGate Japan」が2.3億円調達
2023年2月15日、CollaboGate Japan株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CollaboGate Japanは、安全で拡張性の高いIoT事業の…
監査法人向けAI証憑突合システム「ジーニアルAI」を提供する「ジーニアルテクノロジー」が6,000万円調達
2022年10月17日、株式会社ジーニアルテクノロジーは、総額約6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ジーニアルテクノロジーは、監査法人向けAI証憑突合システム「ジーニアルAI」を提…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集