注目のスタートアップ

法人取引における審査業務のDXを手がける「シンプルフォーム」が40億円調達

company

2024年11月12日、シンプルフォーム株式会社は、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。

シンプルフォームは、法人取引における審査業務のDXに取り組んでいます。

国内500万法人の訂正情報を収集、データベース化し、この情報を基盤とした法人調査プロセスを自動化する「SimpleCheck」や、法人のリスク情報の重要な変化をモニタリングする「SimpleMonitor」などのプロダクトを開発しています。

今回の資金は、既存プロダクトの強化、新規プロダクト開発、新規事業への投資、採用・体制強化に充当します。


さまざまな業界でデジタル化が進展しています。金融業界も同様であり、とくにコロナ禍における非対面でのサービスのニーズが高まったことで、急速にオンライン化・デジタル化が進みました。

金融機関のデジタル化は顧客に対し多くの利便性を提供しています。オンラインでの通帳・口座の確認だけでなく、融資申請などの手続きもオンラインで実施できるようになっています。

一方で、金融機関のデジタル関連の作業量も増大しています。また、デジタル化の進展によって顧客との物理的な関わりなくなり、顧客の実態を把握することが困難になっているという課題も顕在化しています。

また近年は、国境をまたいだマネーロンダリングや、特殊詐欺、サイバー犯罪などの犯罪が増加しており、金融機関はこうした犯罪を未然に抑止するため、審査を強化したり規制に対応したりする必要性にも駆られています。

シンプルフォームは、法人取引における審査業務のDXに取り組み、金融機関の業務の強化と効率化を同時に支援しています。

事業を大きく成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携・協業が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX オンライン オンライン化 デジタル デジタル化 モニタリング 取引 審査 株式会社 法人 自動化 資金調達 金融機関
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「アークエルテクノロジーズ」が企業のDX人材ニーズと学生インターンをマッチングする「AAKEL DXインターン(仮)」を5月リリース
2021年4月28日、アークエルテクノロジーズ株式会社は、「AAKEL DXインターン(仮)」を2021年5月から開始することを発表しました。 「AAKEL DXインターン(仮)」は、企業のDX人材ニ…
新たな青果流通システムの構築を目指す「アースサイド」が「滋賀銀行」とサステナブル評価融資の契約を締結
2022年11月21日、株式会社アースサイドは、株式会社滋賀銀行と、『しがぎん』サステナブル評価融資2億円の契約を締結したことを発表しました。 アースサイドグループは、持ち株会社アースサイドのほか、青…
AIファイナンスの「H.I.F.」がAI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業を開始
2022年5月19日、H.I.F.株式会社は、AI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業を開始することを発表しました。 今回発表した、AI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業は、H.I.F.が敷金を…
静岡のIT企業「サンロフト」と「PGT SOLUTIONS」が資本業務提携
2023年7月27日、PGTホールディングス株式会社は、2023年6月30日に、子会社であるPGT SOLUTIONS株式会社が、株式会社サンロフトと資本業務提携を締結したことを発表しました。 サンロ…
電子トレカを用いたファンシステム「ORICAL」など提供の「ventus」が2.75億円調達
2021年12月20日、株式会社ventusは、総額2億7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 電子トレカを用いたファンシステム「ORICAL(オリカル)」など、スポーツ・エンタメ領域…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集