注目のスタートアップ

コンクリート中の塩分濃度の完全非破壊計測サービスを提供する「ランズビュー」が資金調達

company

2024年10月31日、株式会社ランズビューは、資金調達を実施したことを発表しました。

ランズビューは、理化学研究所(理研)の小型中性子源システム技術の社会実装を目指す理研発スタートアップです。

中性子によるインフラ非破壊検査技術の標準化を目的とする「ニュートロン次世代システム技術研究組合(T-RANS)」を母体としています。

現在、コンクリート中の塩分濃度の完全非破壊計測サービスを提供しています。


コンクリートは、耐久性・耐火性・遮音性などに優れており、インフラやビルなどさまざまな建造物に用いられています。

インフラの一種である橋梁においてもコンクリート製のものは多く存在します。

この橋梁などで利用されているコンクリートは、強度を高めたり弱点を補完したりするため、鉄筋コンクリートやPC(プレストレストコンクリート)が利用されています。

この鉄筋コンクリートなどは通常のコンクリートよりも強靱であり、より長い年数利用可能であるというメリットを有しています。一方で、塩害によりコンクリートが剥離するなどのトラブルが発生することがデメリットのひとつです。

この塩害は目に見えない形で進行することもあることから、適切な点検・メンテナンスが求められます。しかしながら、コンクリートにおける一般的な塩害の検査方法は破壊法であるため、実施されるケースが少ないという課題を抱えています。

ランズビューは、中性子による非破壊検査技術を用い、橋梁などインフラにおける塩分濃度の非破壊検査を推進し、インフラマネジメントの課題解決に貢献しています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB PC インフラ コンクリート ニュートロン次世代システム技術研究組合 メンテナンス ランズビュー 保守 塩分 塩害 建設 株式会社 点検 理研 計測 資金調達 非破壊 非破壊検査
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

コンサルティング事業の「ピアズ」が12.75億円調達 「ウィル」と「マックスプロデュース」を連結子会社化
2022年5月30日、株式会社ピアズは、借入により12億7,500万円の資金調達を実施することを発表しました。 また、2022年5月30日開催の臨時取締役会において、株式会社ウィルと株式会社マックスプ…
DEVプロトコルを開発する「フレームダブルオー」が2.5億円調達
2022年10月26日、フレームダブルオー株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フレームダブルオーは、持続可能なクリエイターエコノミーに対応したアプリケーションを…
おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me」を提供する「スナックミー」が5.5億円調達
2023年3月1日、株式会社スナックミーは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スナックミーは、おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me」や、植物性プロテインバ…
介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合する「OwlCare」を開発する「EMC Healthcare」が2億円調達
2022年12月7日、EMC Healthcare株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するサービス「OwlCare」の開発や、保…
ノーコードでデータ連携を実現する連携アプリストア「SaaStainer」などを提供する「ストラテジット」が資金調達 
2023年8月28日、株式会社ストラテジットは、2023年1月17日付でHEROZ株式会社より、2.5億円の資金枠の調達について基本合意を行い、同時期に1億円の調達を行ったことを発表しました。第2弾と…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集