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2024年11月5日コンクリート中の塩分濃度の完全非破壊計測サービスを提供する「ランズビュー」が資金調達

2024年10月31日、株式会社ランズビューは、資金調達を実施したことを発表しました。
ランズビューは、理化学研究所(理研)の小型中性子源システム技術の社会実装を目指す理研発スタートアップです。
中性子によるインフラ非破壊検査技術の標準化を目的とする「ニュートロン次世代システム技術研究組合(T-RANS)」を母体としています。
現在、コンクリート中の塩分濃度の完全非破壊計測サービスを提供しています。
コンクリートは、耐久性・耐火性・遮音性などに優れており、インフラやビルなどさまざまな建造物に用いられています。
インフラの一種である橋梁においてもコンクリート製のものは多く存在します。
この橋梁などで利用されているコンクリートは、強度を高めたり弱点を補完したりするため、鉄筋コンクリートやPC(プレストレストコンクリート)が利用されています。
この鉄筋コンクリートなどは通常のコンクリートよりも強靱であり、より長い年数利用可能であるというメリットを有しています。一方で、塩害によりコンクリートが剥離するなどのトラブルが発生することがデメリットのひとつです。
この塩害は目に見えない形で進行することもあることから、適切な点検・メンテナンスが求められます。しかしながら、コンクリートにおける一般的な塩害の検査方法は破壊法であるため、実施されるケースが少ないという課題を抱えています。
ランズビューは、中性子による非破壊検査技術を用い、橋梁などインフラにおける塩分濃度の非破壊検査を推進し、インフラマネジメントの課題解決に貢献しています。
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