注目のスタートアップ

建設業に特化した業務管理ツールを提供する「CONOC」が2.3億円調達

company

2024年9月10日、株式会社CONOCは、総額約2億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

CONOCは、建設業に特化したITツールを開発・提供しています。

現在、クラウド型業務管理システム「CONOC業務管理クラウド」、現場管理ツール「CONOC現場管理クラウド」、電子帳簿保存法に対応した建設業特化型のクラウドストレージ「CONOCクラウドストレージ」を提供しています。

また、反響率の高い集客専用のWebサイトの制作・提供と運用型広告の配信を合わせた「Web集客プラス」、DXコンサル事業も展開しています。

今後、CONOCひとつですべての業務を包括的に一元管理できるプラットフォームの構築を目指します。

今回の資金は、サービス開発、採用、組織体制の強化、マーケティングなどに充当します。


製造業や建設業では、人手不足が深刻化し、さらにスキルを持つベテラン人材の高齢化も大きな課題となっています。このような状況で、品質を保ちながら業務を遂行するためには、テクノロジーを活用して生産性を向上させることが必要です。

また、働き方改革関連法の施行により、時間外労働の規制が強化されているため、労務管理システムなどのITツールを導入し、効率的な労務管理が求められています。これにより、限られた人材で業務を効率よく進めるための環境を整えることができます。

しかしながら建設業はシステム導入に消極的であり、総務省「令和3年情報通信白書」によると、DXを「実施していない、今後も予定なし」としている建設業は、全体の6割にものぼります。

こうした状況下で、CONOCは建設業のデジタル化を進めるため、業務管理ツールや現場管理ツールを提供しています。そして今後は包括的にデジタル化を進めるため、すべての業務を一元管理できるプラットフォームの構築を目指すとしています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX ITツール クラウド ツール デジタル化 一元管理 建設 建設業 株式会社 業務 特化型 現場 管理 管理システム 資金調達 電子帳簿保存法
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オンラインファクタリングサービス「ペイトナー ファクタリング」などを提供する「ペイトナー」が19億円調達
2022年12月15日、ペイトナー株式会社は、総額約19億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ペイトナーは、請求書の回収・電子化・振込を自動化する「ペイトナー 請求書」や、フリーランス・個人事…
オフグリッド電力供給サービスを展開する「VPP Japan」がシンジケートローンにより103.4億円調達
2023年3月14日、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは子会社の株式会社VPP Japan、株式会社みずほ銀行をアレンジャーとしたシンジケートローンにより総額103.4億円の資金調達を実施した…
中高生向けのAIチューターアプリ「Knock」を提供する「Hanji」が3億円調達
2025年8月15日、Hanji株式会社は、総額約3億円の資金調達を発表しました。 Hanjiは、中高生向けのAIチューターアプリ「Knock(ノック)」を開発・提供しています。 生成AIを活用した、…
AIを活用した新薬開発の「MOLCURE」が8億円調達
2021年8月18日、株式会社MOLCUREは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIとロボットを活用して自動的に大規模スクリーニングと分子設計を行うことができるバイオ医薬品分子設計…
VTuber事務所を運営する「usabit.」が資金調達
2023年7月19日、株式会社usabit.は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、POLAR SHORTCUT 1号ファンドです。 usabit.は、2023年4月19日に函館市で設立…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集