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2024年8月15日クリエイティブソリューション事業やエンターテインメント開発などを手がける「THINKR」が50億円調達

2024年8月1日、株式会社THINKRは、総額約50億円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、親会社であるエイベックス・グループからの自己株式取得により独立し、新たな経営体制で運営していくことも併せて発表しています。
THINKRは、企業広告やアーティストのクリエイティブ全般の受託製作事業や、音楽アーティストやビジュアルクリエイターのマネジメント事業、バーチャルアーティストのプロデュース事業などを展開しています。
近年は、幅広いジャンルを対象としたクリエイティブ制作のノウハウを活かし、アニメーションや、原作開発、バーチャルエンターテインメント領域などで自社IP開発にも注力しています。
今回の資金調達により、自己株式取得、借入金の返済、今後の成長への投資を行います。
2019年のライブエンターテインメント市場は6295億円であり、10年間で約2倍に拡大するなど、急速な成長が注目されている市場です。コロナ禍では大きなダメージを受けたものの、afterコロナでは急速に市場は回復しています。
ライブエンターテインメントの成長の要因は、消費者の消費行動が、モノ消費から、コト消費・トキ消費へと移り変わっていることが挙げられます。ライブエンターテインメントは、一回性や参加性などトキ消費の要素を満たす代表的なコンテンツであり、今後のさらなる成長が期待されています。
そしてライブエンターテインメントの領域では、3D CGやXR技術を用いたバーチャルライブや、バーチャルエンターテインメントの注目が高まっています。
コロナ禍では感染症対策のため現地会場に参加者を集めるライブイベントの実施が困難となりました。バーチャルライブはインターネットを通じて配信し、より没入感や新規性のある体験をできることから、家からでも参加できる新たなライブコンテンツとして注目されました。
そしてコロナ禍が落ち着いた現在も、アニメやゲームなどの作品やVTuberのライブイベントなどにおいて重要な存在として展開されています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業などとの協業が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
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