注目のスタートアップ

クリエイティブソリューション事業やエンターテインメント開発などを手がける「THINKR」が50億円調達

company

2024年8月1日、株式会社THINKRは、総額約50億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、親会社であるエイベックス・グループからの自己株式取得により独立し、新たな経営体制で運営していくことも併せて発表しています。

THINKRは、企業広告やアーティストのクリエイティブ全般の受託製作事業や、音楽アーティストやビジュアルクリエイターのマネジメント事業、バーチャルアーティストのプロデュース事業などを展開しています。

近年は、幅広いジャンルを対象としたクリエイティブ制作のノウハウを活かし、アニメーションや、原作開発、バーチャルエンターテインメント領域などで自社IP開発にも注力しています。

今回の資金調達により、自己株式取得、借入金の返済、今後の成長への投資を行います。


2019年のライブエンターテインメント市場は6295億円であり、10年間で約2倍に拡大するなど、急速な成長が注目されている市場です。コロナ禍では大きなダメージを受けたものの、afterコロナでは急速に市場は回復しています。

ライブエンターテインメントの成長の要因は、消費者の消費行動が、モノ消費から、コト消費・トキ消費へと移り変わっていることが挙げられます。ライブエンターテインメントは、一回性や参加性などトキ消費の要素を満たす代表的なコンテンツであり、今後のさらなる成長が期待されています。

そしてライブエンターテインメントの領域では、3D CGやXR技術を用いたバーチャルライブや、バーチャルエンターテインメントの注目が高まっています。

コロナ禍では感染症対策のため現地会場に参加者を集めるライブイベントの実施が困難となりました。バーチャルライブはインターネットを通じて配信し、より没入感や新規性のある体験をできることから、家からでも参加できる新たなライブコンテンツとして注目されました。

そしてコロナ禍が落ち着いた現在も、アニメやゲームなどの作品やVTuberのライブイベントなどにおいて重要な存在として展開されています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業などとの協業が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB THINKR XR アーティスト アニメーション エイベックス・グループ エンターテインメント クリエイティブ デザイン バーチャルエンターテインメント ライブエンターテインメント 動画 娯楽 映像 物語 音楽
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

生成AIを活用したサービスを開発・提供する「Sparticle」が5億円調達
Sparticle株式会社が、総額約5億円の資金調達を実施しました。 Sparticleは、WebサイトにAIアシスタントを導入できる「GPTBase」、コラボレーションツール「Felo」、リモートコ…
社債発行・購入プラットフォームを運営する「Siiibo証券」が資金調達
2025年4月16日、Siiibo証券株式会社は、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約16億円となります。 Siiibo証券は、社債発行・購入プラットフォームを運営しています…
ARグラス用ディスプレイモジュールなどを手がける「Cellid」が3.7億円調達
2023年6月23日、Cellid株式会社は、総額約3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Cellidは、ARグラス用のディスプレイモジュールと、空間認識ソフトウェア「Celli…
CO2排出量可視化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」を提供する「アスエネ」が資金調達
2024年6月14日、アスエネ株式会社は、シリーズCラウンドの1stクローズとして、42億円の資金調達を実行することを発表しました。 今後の2ndクローズを合わせて50億円の調達を予定しています。シリ…
上場企業の取締役会をDXするツール「michibiku」を提供する「ミチビク」が3.5億円調達
2024年2月14日、ミチビク株式会社は、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ミチビクは、上場企業の取締役会の運営効率化と見える化を同時に実現するツール「michibiku…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集