創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年8月9日アシスタント機能や見守り機能がついた高齢者向け決済サービスを提供する「KAERU」が1.3億円調達
2024年8月8日、KAERU株式会社は、総額1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
KAERUは、主に高齢者を対象とした、アシスタント機能・見守り機能付きのチャージ式プリペイドカードサービス「KAERU」を提供しています。
1日あたりの予算設定機能により、高齢者でも使いすぎを防止しながらキャッシュレス決済を利用することができます。
また、離れて暮らす家族向けに、日常の金銭管理を支援する見守り機能を提供しています。
さらに、自立支援を行う行政・自治体は、「KAERU」を活用することでより簡単に金銭管理支援を行うことができます。
今後はサービスとしての提供価値強化を図ると同時に、アライアンスを通じてBtoBtoCでの顧客基盤拡大を進める方針です。
日本は世界に先駆け、2007年に超高齢社会に突入しました。超高齢社会とは総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)が21%を超えた社会のことです。その後も高齢化率は上昇が続き、2023年時点の高齢化率は29.1%です。
また、高齢化率の上昇だけでなく、単独世帯の高齢者や共働き世帯の増加により、日常の多くをひとりで過ごしているという高齢者も増えています。
こうした状況下で、離れて暮らす親がトラブルなく生活できているかを見守りたいというニーズが高まり、見守りをサポートするためのサービスやプロダクトが市場に投入されるようになってきています。
これらのサービス・プロダクトでは、スマートフォンなどのスマートデバイスやインターネットを活用したものも多くあります。スマートフォンは60代には8割、70代には6割超に普及していることから、高齢者向けのデジタルサービスは今後もさらなる成長が期待されます。
KAERUが提供するプリペイドカードサービス「KAERU」は、高齢者に多機能なキャッシュレス決済サービスを提供し、離れて暮らす家族などには金銭管理機能を通じた見守りを提供するというエイジテック/フィンテックサービスです。
企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB Fintech KAERU アシスタント キャッシュレス決済 シニア チャージ式 プリペイドカード 株式会社 決済 見守り 資金調達 金融 金融サービス 金銭管理 金銭管理支援 高齢者 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年7月25日、株式会社コムニコは、新サービス「ツイビト」の提供を開始することを発表しました。 「ツイビト」は、Twitterに特化したインフルエンサーキャスティングサービスです。 訴求したい商…
2022年11月9日、株式会社GOKKOは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 GOKKOは、ショートドラマクリエイター集団「ごっこ倶楽部」を運営しています。 “日常で忘れがちな小さ…
2020年3月5日、ユカイ工学株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 家族をつなぐコミュニケーション・ロボット「BOCCO」や、しっぽのついたクッション型セラピー・ロボット「Q…
2024年1月19日、KAICO株式会社は、総額2億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KAICOは、蚕でつくったタンパク質抗原を用いて、ヒト用・動物用の経口ワクチンを開発していま…
2023年4月6日、株式会社WBPは、資金調達を実施したことを発表しました。 WBPは、美容従事者向け複合型ビューティーシェアサロン「SALON VILLAGE(サロンビレッジ)」を運営しています。 …
大久保の視点
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…