創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年8月2日高品質かつ低コストで多孔性配位高分子を製造する独自技術を有する「Atomis」が資金調達

株式会社Atomisは、資金調達を実施したことを発表しました。
Atomisは、高品質かつ低コストで多孔性配位高分子(PCP/MOF)を製造する独自技術を有しています。
この技術を活用し、高性能・高品質な材料を開発するための総合的なサービスを提供するマテリアル事業や、ガスをナノレベルで制御する次世代スマート高圧ガス容器「CubiTan(キュビタン)」の開発などを行っています。
将来的には大気中のCO2を変換・回収するカーボンリサイクル事業や、水素やメタンなど多様なガスエネルギーのシェアリング事業の実現を目指しています。
今回の資金調達により、次世代多孔性材料の量産化や、環境領域(CO2変換回収モジュール)・エネルギー領域(「CubiTan」)の開発などを進めます。
多孔性材料とは多数の穴が空いている材料のことで、たとえば活性炭、ゼオライト、軽石などがよく知られています。
この多孔性材料は、石油工業における分離材料や、ガス分離など環境の浄化用材料、細胞培養の土台、化学反応を促す触媒や物質を除去・分離する吸着材など幅広い領域で活用されています。
多孔性配位高分子(PCP)とは、金属イオンと有機物の配位結合を利用して多孔性構造を形成する材料です。金属有機構造体(MOF)とも呼ばれています。
金属と有機配位子を選択することで自由に細孔空間を設計できることが大きな特徴となっています。
また、簡単に作れることも大きなメリットであり、材料科学に大きなブレイクスルーをもたらしたといわれています。
Atomisは、多孔性配位高分子をはじめとする次世代多孔性材料を用い、気体の新たな可能性を探究し、気体の貯蔵・分離・変換などの分野で革新的なソリューションを開発・提供しています。
事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | BtoB CO2 二酸化炭素 低コスト 技術 株式会社 素材 製造 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年7月18日、株式会社ミライのゲンバは、総額約1億7,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ミライのゲンバは、製造現場に特化したAI電子帳票システム「ミライのゲンバ帳票」を提供し…
2020年11月9日、C2C PTE. LTD.は、255万ドル(約2.7億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 CtoCダイレクト・マッチングに必要となる基本機能を、独自に開発したプラットフ…
2025年7月18日、KUROGO株式会社は、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約1億円となりました。 KUROGOは、クリエイターコラボプラットフォーム「FEAT(フィート…
2023年3月29日、株式会社カケハシは、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズCラウンドでの資金調達は終了し、合計の調達額は約94億円となりました。 カケハシは、…
2024年11月12日、株式会社fondiは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約4.2億円となります。 fondiは、バーチャル英会話サービスアプリ「fond…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

