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縦型ショートドラマクリエイター「ごっこ倶楽部」を運営する「GOKKO」が11億円調達

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2024年7月12日、株式会社GOKKOは、総額約11億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ジャフコ グループ株式会社や、日本テレビ放送網株式会社などです。

GOKKOは、縦型ショートドラマクリエイター「ごっこ倶楽部」を運営しています。

「日常で忘れがちな小さな愛」をテーマに、脚本・撮影・編集・投稿・マーケティングまでをワンチームで行う制作スタイルを取り入れ、縦型ショートドラマの制作を行っています。さらに、視聴データの分析から改善まですべて自社内で行っています。

これまでに制作・投稿した動画は1,200本、累計再生回数は40億回(2024年6月時点)となっています。

今回の資金調達により、クリエイティブへのさらなる投資を促進します。


TikTokは、縦型ショート動画を中心とした動画SNSとして世界的に人気を博しており、主に18歳から24歳の若年層ユーザーが新たな文化を創り出しています。

TikTokの動画は基本的に15秒という短さが主流で、空いた時間に気軽に視聴できるのが特徴です。また、縦型動画であるため、スマートフォンを普段通りの持ち方で視聴できる点も魅力です。こういった特徴から、デジタルネイティブ世代にとって親和性の高いコンテンツであると考えられています。

そして、スマートフォンでの閲覧に特化したコンテンツは、デジタルコミックの分野にも広がっています。韓国で誕生した縦型フルカラーのデジタルコミックはWebtoon(ウェブトゥーン)と呼ばれ、現在世界的に人気を集めています。Webtoonを原作としたドラマや映画などの映像作品も多くのヒット作を生み出し、次世代のコンテンツとして高い注目を浴びています。

こうしたスマートフォン特化型コンテンツの成功を受け、近年では縦型動画においてもフィクション作品、つまりドラマコンテンツを手がける事例が増加しています。

「ごっこ倶楽部」は、2021年5月からTikTokでショートドラマの投稿を開始したクリエイター集団です。

日本のドラマ制作スタイルのような分業ではなく、脚本・撮影・編集・投稿・マーケティングまでをワンチームで行うスタイルでドラマ制作を行っている点を特徴としています。

ショートドラマカテゴリーの中では、再生数・フォロー数・いいね数において日本1位であり、今後のさらなる成長が期待されます。

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カテゴリ 有望企業
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