注目のスタートアップ

地域コミュニティアプリ「ピアッザ」やコミュニティ型スペースを運営する「PIAZZA」が1.5億円調達

company

2024年6月12日、PIAZZA株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

PIAZZAは、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」の開発・運営や、コミュニティ型スペースの運営などを通じ、地域住民・地域事業者・地方自治体の3者をつなぎ、デジタルとリアルの双方で地域の人びと・情報・モノが集う場所を提供しています。

自治体との連携数は都市圏を中心に全国70自治体に拡大しており、ピアッザ展開エリアは98となっています。

また、鉄道会社や不動産会社と連携し、地域住民との新たな交流機会を創出する取り組みも進めています。

直近では、地域のイベントチラシを生成AIによってデジタル化する「チラデジ」の開発(活用企業:西武鉄道株式会社)や、子育て時における孤立の課題に寄り添いママ・パパの休息の時間を作るための一時預かり保育施設「YASMO」(連携先:三井不動産株式会社、株式会社ShareTomorrow)などの運営を開始しています。

今回の資金は、「ピアッザ」のユーザー拡大に向けたセールス、プロダクト開発、マーケティングの強化に充当する予定です。


地域コミュニティとは、町内会や、自治会、農村の寄り合いなど、近所でのつながりを生むコミュニティのことです。

この地域コミュニティは、かつての日本社会において、地域の防災、防犯、環境美化、共助、子育てなどさまざまな役割を柔軟に担ってきました。

しかし東京一極集中や核家族化の進展などによって地域コミュニティは希薄化・衰退し、地域コミュニティの力によって支えられていたさまざまな領域に問題が生じています。

こうした課題を解決するには地域コミュニティを再び復活させることが必要なのですが、とはいえ現代社会においてかつての地域コミュニティをそのまま復活させることは難しいため、現代社会に適合した形での地域コミュニティの確立・構築が求められています。

このような状況下で、ピアッザは地域コミュニティアプリ「ピアッザ」やコミュニティ型スペースの運営を行っています。

「ピアッザ」は、ローカル情報の共有を通じ、住民同士のコミュニケーションを促進するオンライン地域コミュニティプラットフォームです。

イベント・習い事情報の発信や、近所同士での不用品のやり取り、知りたいことを気軽に地域の人に聞けるQ&Aなどで利用されています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ PIAZZA アプリ コミュニケーション コミュニティ スペース ピアッザ ローカル 地域 地域コミュニティ 地方自治体 情報 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

作物残渣を原料とした超吸水性ポリマーを手がける「EF Polymer」が5.5億円調達
2023年5月10日、EF Polymer株式会社は、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 EF Polymerは、100%オーガニックの超吸水性ポリマーを開発・提供していま…
フリーランス向け報酬即日払いサービス「yup先払い」β版がリリース 併せて資金調達も
2019年9月26日、yup株式会社は、「yup(ヤップ)先払い」のβ版を同日にリリースしたことを発表しました。 また、資金調達を実施したことも併せて発表しました。 「yup先払い」は、フリーランス向…
「サンキャク」がYouTubeを活用したデジタル展示会構築サービスを提供開始
2020年10月22日、サンキャク株式会社は、YouTubeを活用したデジタル展示会構築サービスの提供を開始することを発表しました。 このサービスは、商品・サービスのアピール・ポイントや顧客層・潜在顧…
微細藻類「ガルディエリア」の研究開発を通じ社会課題解決を目指す「ガルデリア」4億円調達
2025年2月28日、株式会社ガルデリアは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、荒川化学工業株式会社と、新日本電工株式会社です。 ガルデリアは、温泉に生息する微細藻類「Gal…
人とAIの新たな関係をデザインする「Starley」が1億円調達
2023年6月23日、Starley株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社マネーフォワードです。 Starleyは、人とAIの新たな関係をデザインすることを目的…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集