注目のスタートアップ

AIインカムアプリ「RECAIUSフィールドボイスインカム」を提供する「ボイット」が1億円調達

company

2024年5月15日、ボイット株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ボイットは、AIインカムアプリ「RECAIUSフィールドボイスインカム」を提供しています。

2023年10月1日付で、東芝デジタルソリューションズ株式会社が開発・運営していた「フィールドボイスインカム」事業を譲受し、新機能の開発や事業拡大を進めています。

このアプリは、スマートフォンにインストールすることで、スマホをインカムとして利用できるチームコラボレーションアプリです。

AIを活用することで発話内容の文字起こしを行い、テキスト入力された内容を合成音声として相手に伝えることができます。また、テキスト入力にも対応しており、指示をテキストで入力し、現場に合成音声で伝えることが可能です。

これによりスマホの画面操作に制限のある現場でもクリアな音声でコミュニケーションを取ることができます。

今回の資金調達により、自社サービスの新機能開発、他社システムとの連携強化を進めます。


世界の労働人口の約80%は、建設・製造・農業・運輸・教育・ヘルスケア・小売・ホテルなどのノンデスクワーカーです。国内では約半数がノンデスクワーカーとなっています。

このようにノンデスクワーカーは労働人口においてかなりの割合を占めているものの、現在提供されているデジタルツールのほとんどはデスクワーカー向けのものです。つまり、ノンデスクワーカーはデジタル化の恩恵を受けることができていないという状況にあります。

現場でもチャットツールやビデオ通話などのデジタルツールの利用が試されていますが、現場では画面を見たりそれを操作したりすることが困難であるケースも多いことから、これらツールの利用には課題が残っています。そのため現場では電話やトランシーバー(インカム)でのコミュニケーションが主流となっています。

一方で電話やトランシーバーにも課題は残されています。たとえば、電話の場合はいちいち掛ける必要があること、トランシーバーには距離の制限があることなどが課題として挙げられます。

ボイットが提供する「フィールドボイスインカム」は、スマートフォンで利用できるインカムアプリであり、合成音声でのコミュニケーション、文字起こし機能など、現場での利用に最適化された機能を特徴としています。

さまざまなデジタルツールが登場している現在、企業を成長させるためには、自社に最適なテクノロジーやシステムを導入・活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、こうした設備や生産性向上に向けた投資のためには、資金調達を実施することも必要かもしれません。「資金調達手帳」では、出資や融資に関するノウハウなどを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB RECAIUS VOYT アプリ インカム コミュニケーション スマートフォン チームコラボレーション チャット テキスト フィールドボイスインカム ボイス ボイット 合成音声 株式会社 現場 資金調達 音声
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

メタバースに関わるクリエイターが所属するプロダクション「メタバースクリエイターズ」が資金調達
2023年6月21日、株式会社メタバースクリエイターズは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、ソーシャルVR「VRchat」とクリエイタープロダクションとしては初となる公式パートナーシップ契…
「エーリンクサービス」が3D空間制作サービス「3D space」をリリース
2022年2月16日、株式会社エーリンクサービスは、「3D space」の提供を開始したことを発表しました。 「3D space」は、バーチャル会社見学・工場見学・ 店舗・ショッピングなどに活用できる…
「アンドパッド」が住宅業界の検査品質の標準化を実現する「ANDPAD検査」を大幅リニューアル
2022年11月21日、株式会社アンドパッドは、「ANDPAD検査」を大幅にリニューアルし、新しい製品として提供を開始することを発表しました。 「ANDPAD検査」は、住宅施工時の工程内自主検査の標準…
クラウド・オフィス「RISA」運営の「OPSION」がクラウドソーシングの「クラウドワークス」と資本業務提携
2020年10月26日、株式会社OPSIONは、株式会社クラウドワークスと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 OPSIONは、バーチャル空間上のオフィス「RISA」を運営しています。 クラ…
量子コンピューター向けアルゴリズム・ソフトウェアを開発する「QunaSys」が12.4億円調達
2022年3月28日、株式会社QunaSysは、総額12億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 QunaSysは、量子コンピューター向けアルゴリズムやソフトウェアの研究開発、量子化学…

大久保の視点

世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
IVSの進化・IVS京都2024現地レポート&島川敏明代表インタビュー
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
(2024/7/6)
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
(2024/7/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】