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2024年4月16日地域連携CRMツール「foro CRM」などを提供する「メダップ」が3.8億円調達

2024年4月16日、メダップ株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
メダップは、地域連携CRMツール「foro CRM(フォロシーアールエム)」や、医療機関における紹介予約業務に特化したWeb予約システム「refery(リファリー)」を提供しています。
「foro CRM」は、地域医療連携に特化した連携活動サポートツールです。
厚生局が開示している医療機関情報に対し、院内の紹介、入院データ、コミュニケーション履歴などを紐づけ、連携先情報の一元管理を実現します。
これにより、特定の連携先からの月別の紹介数や、紹介からの入院・手術率などの情報のスピーディな入手を可能にします。
また、紹介/入院データやコミュニケーション履歴などのデータを取り込むことによるデータの分析・可視化も実現します。
ほかにも営業上のチャンス・ピンチを通知するアラート機能、アクションが紹介や入院につながったかを分析できる効果検証機能、HTMLメール機能などを備えています。
今回の資金は、病院経営改善のためのサービス開発・提供の促進に充当します。
地域医療連携とは、地域の医療機関が、施設の実情や能力、地域の医療状況に応じ、医療機能の分担・専門家を進めることで、医療機関の利用最適化を図る取り組みのことです。
この地域医療連携が推進されている背景には、主に大病院に患者が集中し、大病院のリソースが逼迫すると同時に、地域医療機関のリソースが余っているという状況に陥っていることが理由です。
少子高齢化によって医療ニーズが高まっていく医療業界では、この偏りを改善させなければ、患者に対して適切な医療を提供できなくなってしまうという問題が指摘されています。
そのため地域医療連携を推進し、患者の紹介・逆紹介を通じて、患者の実情・ニーズに応じて最適な医療機関へと振り分けることが必要です。
そしてこの地域医療連携を実現するには、医療機関間で情報共有をスムーズにする体制を構築する必要があります。
メダップはこうした背景のもと、病院特化型の地域医療連携管理ツール「foro CRM」を展開しています。
事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
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