注目のスタートアップ

Web3ゲームやプラットフォーム事業を手がける「Mint Town」が「NTTドコモ・ベンチャーズ」から資金調達

company

2024年2月22日、株式会社Mint Townは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズです。

Mint Townは、株式会社BLOCKSMITH&Co.と共同開発したWeb3ゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』の運営や、Web3ゲームの開発を展開しています。

今後、無料ゲームでポイントを獲得できるポイ活サービス「MintTown」のグローバル展開を予定しています。

「MintTown」は、将来的にWeb3ゲームプラットフォーム化を目指し、独自ウォレットや独自トークンの発行を検討しています。

今春リリースに向けて開発を行っています。


Web3ゲームは、ブロックチェーン技術を駆使し、新たなゲーム体験を提供するものです。ブロックチェーンゲーム、NFTゲーム、GameFiなどとも呼ばれています。

この新しい形態のゲームでは、プレイヤーはゲームをプレイすることでNFTや暗号資産を獲得することができます。この仕組みは「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」と呼ばれています。

従来のソーシャルゲームやビデオゲームでは、プレイヤーは時間を費やすことでゲーム内の通貨を稼ぎ、アイテムを入手し、キャラクターを強化することができます。これらの努力はプレイヤーにとって価値のあるものですが、一般的なゲームではそれらを実際の通貨などの別の価値に変換することはできません。

とはいえ、そのゲームを遊ぶプレイヤーにとっては、ゲーム内のアイテムや育ったキャラクター、アカウントなどは価値があるため、現実のお金を支払うことでそれらを手に入れるRMT(リアルマネートレード)などが行われています。このRMTは多くのゲームタイトルでは認められていませんが、公式に容認されている一部のゲームもあります。

しかしながら、これらのゲームではハッキングやチートなどの不正行為によってアイテムやアカウントを入手するプレイヤーも存在し、健全な経済圏の確立が困難であるという問題を抱えています。

そして近年は、ソーシャルゲームのサービス終了により、プレイヤーが気づき上げた価値・資産がなくなってしまうことも問題視されています。

こうした背景のもとで登場したのがWeb3ゲームです。Web3ゲームは、ブロックチェーン技術を活用することでこれらの問題を解決し、ゲーム内外にわたる健全な経済圏を実現します。

たとえば、対戦や大会での勝利、クエストの達成などの活動によって暗号資産を獲得できます。さらに、Web3ゲームではゲーム内アイテムやキャラクターがNFTとして存在するため、これらの希少な資産をNFTマーケットで売買することが可能です。

Web3ゲームは、既存のゲームの枠組みを大きく変革する可能性を秘めており、業界内で大きな注目を集めています。

Mint Townは、Web3ゲームの開発だけでなく、プラットフォームの開発も行い、業界の成長とWeb3の普及に貢献することを目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ GameFi NFT NFTゲーム エンターテインメント ゲーム ビデオゲーム プラットフォーム ブロックチェーン ブロックチェーンゲーム 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

植物肉「ミラクルミート」を開発・製造する「DAIZ」が「クールジャパン機構」から20億円調達 海外展開加速へ
2022年10月28日、DAIZ株式会社は、官民ファンドの株式会社海外需要開拓支援機構から、20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・…
片麻痺者向け歩行リハビリ用着るロボットを開発する「INOMER」が4500万円調達
2024年9月5日、株式会社INOMERは、4500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ライトアップベンチャーズ株式会社を無限責任組合員とするライトアップベンチャーズ1号投資事業有…
SDGs人材マッチングアプリを運営する「ソーシャス」が資金調達
2023年4月27日、ソーシャス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ソーシャスは、SDGs人材マッチングアプリを運営しています。 SDGsプロジェクト(NPO、ソーシャルビジネス、公共…
「トムスエージェンシー」が接客業に特化した単発アルバイトマッチングサービス「パフェマ」をリリース
2023年9月14日、株式会社トムスエージェンシーは、「パフェマ」を2023年9月15日(金)に正式リリースすることを発表しました。 「パフェマ」は、接客業に特化した単発アルバイトマッチングサービスで…
迷走神経刺激デバイス「ARIS」開発の「アドリアカイム」が5.5億円調達
2021年9月13日、アドリアカイム株式会社は、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 急性心筋梗塞患者の慢性心不全への移行を軽減するための迷走神経刺激デバイス「ARIS」を開…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集