第23回「女性起業家大賞」募集開始・創業期の女性経営者を表彰

subsidy

2024年1月15日、全国商工会議所女性会連合会(全商女性連)と日本商工会議所は、第23回「女性起業家大賞」の募集を開始したことを発表しました。

「女性起業家大賞」は、女性ならではの視点で革新的・創造的な創業や経営を行い、事業を成功させている女性企業家を顕彰することを目的とした賞です。

応募は全国の商工会議所女性会を通じて受け付けています。

対象

創業期(創業から10年未満)の女性経営者で、日々、経営革新・創意工夫に果敢に取り組み、他の女性経営者の範となる企業経営・事業展開・事業発展等に実績を挙げている者。

選考基準

スタートアップ部門(創業から5年未満)

・創業の動機・着眼点・意欲
・ビジネスモデルの独創性・具現性
・事業展開に向けた取り組み(創意工夫・努力)
・事業の定着性・今後の事業展開の見通し など

グロース部門(創業から年以上10年未満)

・経営理念・事業の自己評価
・ビジネスモデルの独自性・比較優位性
・事業の安定・拡大に向けた取り組み(創意工夫・努力)
・事業の伸張性と収益性・新たな事業展開の見通し など

応募締切

「各地商工会議所・女性会など推薦団体の受付期間」
2024年1月15日(月)2024年~3月29日(金)

「推薦団体などから全商女性連事務局への送付受付期間」
2024年1月15日(月)~2024年4月5日(金)


起業は、経済の新陳代謝の活発化、経済成長の牽引、雇用創出、企業が生み出す社会の多様性などの点から重要な取り組みです。

一方、国内の開業率は、欧米などと比べて低い水準にあり、開業率の向上が求められています。

こうした中で、日本政策金融公庫総合研究所「2022年度新規開業実態調査」によると、開業者に占める女性の割合は調査開始以来最高を記録しています。

女性起業家の増加は、開業率の向上、社会における多様性の確保、女性の視点からの社会課題解決・イノベーションの推進など複数の点において重要です。

女性の社会進出、新しい働き方の促進、キャリア形成志向の高まりなどにより、女性の起業家・経営者が増加しています。

一方で、日本は他国に比べてジェンダーギャップ指数が著しく大きく、「政治」「経済」分野においてとくに低い順位となっています。

経済分野においては、女性が労働力の72%を占めるものの、非正規雇用として働く女性は男性の約2倍存在し、管理職においても女性の比率は著しく低い状況が続いています。

したがって、女性起業は自身のキャリアなどを踏まえて起業に踏み切ったり、周囲の起業家精神を持つ人に相談したりといったことがしにくい環境に置かれています。

このため、女性起業家の増加とその活躍を促進するためには、女性起業家に特化した支援や専門のセミナーなどの充実が求められています。

ビジネスを対象とした賞は、起業家の健闘をたたえ、社会に広く知らせる役目を持っています。起業家にとっては自身の事業のモチベーションとなるほか、投資家などとの出会いにつながる可能性があります。

創業手帳では起業を目指す方などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

また、女性起業家に特化した「創業手帳woman」もあります。女性起業家の方々のインタビューや、女性起業家だからこそ使える助成金など、役立つノウハウを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 全国商工会議所女性会連合会 女性 女性起業家 女性起業家大賞 日本商工会議所 第23回 起業家
詳細はこちら

第23回『女性起業家大賞』を実施します

創業手帳woman
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

卵子凍結保管サービスなどを提供する「グレイスグループ」は「ジャパネットホールディングス」を引受先とする2.4億円の資金調達に基本合意
2022年9月5日、株式会社グレイスグループは、株式会社ジャパネットホールディングスと、同社を引受先とする約2億4,000万円の第三者割当増資について基本合意したことを発表しました。 グレイスグループ…
インターネットを活用した女性起業家支援が続々
インターネットを活用した女性起業家支援サービスが増えてきています。 政府が「1億総活躍社会」の実現のため、女性起業家支援を掲げていることも後押しとなっています。 アドバイザー仲介事業の「ビザスク」は、…
中小機構アクセラレーションプログラム「FASTAR」2023年度第9期公募 5/31締切
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、中小機構アクセラレーションプログラム「FASTAR」の2023年度第9期の参加企業の募集を開始したことを発表しました。 「FASTAR」は、中小機構のリソースを活用…
三重・大台町が女性起業支援のため空き家・店舗を活用
平成28年度、三重県多気郡大台町は、女性の起業を支援するプロジェクトをスタートしました。 空き家や空き店舗を活用し、移住促進や、相談・講演会などに使用します。 3月には、専門家と、町内で起業し成功して…
女性が貢献した商品を認定!「神奈川なでしこブランド」
平成27年7月21日、神奈川県は「神奈川なでしこブランド2016」に認定するための商品を募集すると発表しました。 神奈川県内に拠点を持つ企業などから、女性が開発に貢献したモノ・サービスについて優れたも…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集