「肥料価格高騰対策事業(令和4年6月~令和5年5月に購入した肥料に対する支援)」

subsidy

農林水産省は、「肥料価格高騰対策事業(令和4年6月~令和5年5月に購入した肥料に対する支援)」について発表しました。

世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、肥料価格が急騰しています。

海外原料に依存している化学肥料の低減や堆肥等の国内資源の活用等の取組を行う農業者に対し、肥料コスト上昇分の一部を支援することを通じて、農業経営への影響を緩和するとともに、化学肥料の使用量の低減を進めます。

事業の概要

【対象となる肥料】
2022年6月~2023年5月に購入した肥料(本年の秋肥と来年の春肥として使用する肥料)

【支援の内容】
化学肥料低減の取組を行った上で前年度から増加した肥料費の7割を交付

【申請方法】
5戸以上の農業者グループで申請
(申請先や申請期限は、都道府県・市町村またはお近くの農協、肥料販売店等にお問い合わせください)


日本は食料の調達を海外からの輸入に依存する割合が高く、食料自給率はカロリーベースで38%と低い水準にあります。

この状態は、海外で有事があった際に食料の供給が途絶えてしまうというリスクと隣り合わせであり、食料安全保障の確保のためにも、食料自給率の向上が重要なテーマとなっています。

こうした中で、近年世界的な穀物需要の増加、エネルギー価格の上昇により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、これに伴い肥料価格が高騰しています。

食料の生産のためには肥料は欠かせない資材なのですが、日本では化学肥料原料のほとんどを輸入に頼っており、大きな影響が生じました。またこのリスクは食料安定供給にとって盲点となるものであり、現在急速に対策が講じられています。

「肥料価格高騰対策事業」は、海外原料に依存している化学肥料の低減や、堆肥などの国内資源の活用を行う農業者に対し、コスト上昇分を支援することで、農業経営者の負担を軽減すると同時に、化学肥料使用量を低減させることを目的としています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ グループ 交付金 価格 助成金 化学肥料 堆肥 活用 経営 肥料 肥料価格高騰対策事業 補助金 資源 農家 農林水産省 農業 高騰
詳細はこちら

肥料価格高騰対策事業(令和4年6月~令和5年5月に購入した肥料に対する支援)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和5年度「農林水産業と食品産業の連携強化・拡大支援事業」補助金
農林水産省は、令和5年度「農林水産業と食品産業の連携強化・拡大支援事業」に係る公募について発表しました。 国民への食料の安定供給等のため、地域の食品産業を中心とする多様な関係者が経営資源を結集するプラ…
「JFS 規格取得モデル実証事業者」補助金
一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)は、「JFS 規格取得モデル実証事業者」の募集について発表しました。 日本発の食品安全マネジメントシステム認証・JFS規格の認証、または適合証明の取得を…
脱臭装置や堆肥化装置などを開発・販売する「ミライエ」が資金調達
2023年2月2日、株式会社ミライエは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、西松建設株式会社です。 ミライエは、堆肥化プラントや、生物脱臭システム、切り返し不要の堆肥化装置「イージージェ…
【3/1開催】「観光経営力強化セミナー(第4回)」
東京都および公益財団法人東京観光財団は「観光経営力強化セミナー」を実施しています。 「観光経営力強化セミナー」は、観光事業者を対象に、経営力向上を図り、観光産業の活性化につなげることを目的としたセミナ…
暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営する「pafin」に「大和証券グループ本社」が出資
2023年8月3日、株式会社大和証券グループ本社は、株式会社pafinが実施した第三者割当増資を引き受けることを決定したことを発表しました。 また、Web3関連ビジネスにおける事業推進に向けた業務提携…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集