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警備・点検業務向けロボットソリューションを提供する「ugo」が「NTTグループ」から資金調達

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2023年12月21日、ugo株式会社は、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズが運用するファンドから資金調達を実施したことを発表しました。

ugoは、警備業務や点検業務などに対し、ロボットを活用した業務DXソリューションを提供しています。

提供する業務DXロボット「ugo」は、自律走行による移動が可能な業務ロボットです。業務内容に応じて選択できるラインナップを展開するほか、カスタマイズ可能な拡張性を備えています。

また、ロボット統合管理プラットフォーム「ugo Platform」により、誰でも簡単にロボットを使えるようにするための仕組みを提供しています。ロボットの管理、業務フロー・自動化プログラムの作成、遠隔操作などをノーコードで実現します。

NTTグループにおいては、NTT都市開発株式会社が保有する「品川シーズンテラス」や、株式会社NTTデータが保有するデータセンターにugoを導入しています。

また、2023年12月20日に、西日本電信電話株式会社と「ロボットを活用したあらゆる産業の人材不足の解消に向けて協業事業化検討の基本合意」を締結しています。

今回の資金調達をきっかけに、NTTグループとのさらなる連携を深め、新たな価値創造を目指していきます。


国内のさまざまな業界では、少子高齢化に伴う人手不足が進行していますが、中でも警備業界は人手不足が深刻な業界のひとつとして知られています。

警備業界は労働条件が他業界と比較して劣る場合が多く、厚生労働省によると、2022年12月時点の保安業の有効求人倍率は7.43倍と非常に高い倍率となっています。

また、警備業では24時間警備が必要な現場も多く、早朝・夜間勤務といった条件も一般的です。体力面でも能力が求められることから働くことができる人材が限られるという課題もあります。

こうした背景のもと、警備業界ではロボットを活用した省力化のニーズが高まっています。

AIによって判断して走行する自律走行ロボットは、カメラによって周辺環境を解析することで、異常の発生や発生する可能性などを検知し、警備員の補完あるいは代替として機能します。

ugoは、警備業務や点検業務など人手不足が深刻化する業界に対し、こうしたロボットを活用した業務DXソリューションを提供しています。

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カテゴリ 有望企業
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