注目のスタートアップ

腸内細菌叢検査「マイキンソー」を展開する「サイキンソー」がキリンのCVCファンドから資金調達

company

2023年12月19日、株式会社サイキンソーは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、キリンホールディングス株式会社が独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン株式会社と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(キリン ヘルス イノベーション ファンド)」です。

サイキンソーは、腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー(Mykinso)」を展開しています。

国内最大規模の検査実績があり、菌叢データベースを活用した多様なビジネスを展開しています。

キリンは人びとの健康に貢献していくため、ヘルスサイエンス領域の立ち上げと育成を進めています。その新たな取り組みとして、2023年7月に腸内細菌検査サービス「MicroBio Me(マイクロバイオミー)」の本格展開を開始しています。

今回の資金調達をきっかけに、サイキンソーの腸内細菌叢検査におけるノウハウ・顧客基盤、キリンが持つブランド・営業力・マーケティング力をかけ合わせ、国内腸内細菌叢事業の市場拡大を目指します。


人間の腸内には、体内に棲む細菌のうち約9割という多種多様な細菌が生息しています。これを腸内細菌叢(腸内フローラ)と呼びます。

腸内フローラは、消化できない食べ物を良い栄養に変える、腸内のバリア機能を向上させる、腸内フローラのバランスを保って健康を維持する、という3つの役割を担っています。

腸内細菌は体質以外にも、人間を含む生物の性格にすら影響を与えているという研究結果が報告されており、医療やヘルスケアの分野で大きな注目を集めています。

サイキンソーは、検査キットにより便を採取し郵送することで腸内フローラを検査できる検査サービス「マイキンソー」により、手軽な腸内フローラ検査の手段を提供しています。

ユーザーはこの検査結果やアドバイスをもとに生活習慣や食生活の改善を図ることができます。

また、腸内細菌事業を手がけているキリンとは資金調達をきっかけに共同で腸内細菌事業の市場拡大を目指すとしています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ MicroBio Me Mykinso キリンホールディングス サイキンソー バイマ ヘルスケア マイキンソー 健康 株式会社 検査 生活習慣 細菌叢 腸内 腸内フローラ 腸内細菌叢 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スポーツ専門職人材が所属するスポーツ領域特化型プロダクション「Ascenders Partners」などを展開する「Ascenders」が資金調達
2024年5月30日、Ascenders株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Ascendersは、スポーツの世界での活躍をめざす専門職と現場をつなぐ登録制プラットフォーム「Ascend…
「ケータバンク」が初期投資10万円でキッチンカーを開業できる「CBリースde開業サービス」をリリース
2022年1月27日、ケータバンク株式会社は、「CBリースde開業サービス」をリリースしたことを発表しました。 「CBリースde開業サービス」は、10万円の初期投資と月額費用でキッチンカーを開業できる…
ARグラス用ディスプレイや空間認識エンジンを開発する「Cellid」が20億円調達
2025年2月6日、Cellid株式会社は、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Cellidは、ARグラス用ディスプレイと空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開しています。 と…
救急外来に特化した患者情報記録・管理システム「NEXT Stage ER」展開の「TXP Medical」が2.5億円調達
2020年11月30日、TXP Medical株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 救急外来に特化した患者情報記録・管理システム「NEXT Stage ER」シリ…
日本円デジタルコイン運営の「日本暗号資産市場」が4,000万円調達
2021年1月15日、日本暗号資産市場株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年8月に、日本円・BTC・ETHで購入可能な事業者用前払式支払手段ERC20トー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集