注目のスタートアップ

傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する「Nature Innovation Group」が「前澤化成工業」から資金調達

company

2023年11月14日、株式会社Nature Innovation Groupは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、前澤化成工業株式会社です。さらに、今回の資金調達により累計調達額は約3.2億円となりました。

Nature Innovation Groupは、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営しています。

駅や街中に傘を借りられるスポットを設置し、いつでもどこでも傘を借りられ、どこにでも返せる仕組みを提供しています。これにより、経済的で利便性の高い傘の利用や、ビニール傘の使い捨ての問題解決に貢献しています。

2023年11月現在、首都圏・関西・愛知・岡山・福岡・佐賀などでサービスを展開しています。鉄道沿線を中心に1,200か所以上のスポットを設置しています。


ビニール傘は、コンビニ・ドラッグストア・スーパーなど多様な場所で販売されており、さらに安価であるため、急な雨に降られた際に購入されることが多い傘です。

また、安価であるため、紛失したり盗まれたりした際もそのまま手放されてしまうことが多く、また壊れてしまった場合も即座に捨てられてしまっている姿をよく見かけます。

こうした背景からビニール傘の消費量は非常に多く、洋傘の年間消費量は1億3,000万本であるといわれていますが、そのうちビニール傘は年間6,000万本~8,000万本を占めているといわれています。

使い捨てといってもよい取り扱いがされているビニール傘ですが、ビニールや金属など多様な素材からつくられており、さらに分別にも手間がかかるため、リサイクルされることがほとんどなく、埋め立て処分によって環境に負荷をかけています。

Nature Innovation Groupは、こうした使い捨てされるビニール傘の課題解決のため、丈夫で長く使える傘をシェアリングすることで、使い捨て傘を削減し、傘の利用者には利便性と経済性のメリットをもたらす傘のシェアリングサービス「アイカサ」を展開しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、他企業との協業などが重要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Nature Innovation Group アイカサ シェアリングサービス ビニール傘 前澤化成工業 天候 天気 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

生産・在庫・物流などの課題を解決するD2Cソリューション開発の「Brandit」が資金調達
2019年11月7日、株式会社Branditは、資金調達を実施したことを発表しました。 生産から物流までをワンストップで提供できるBtoB向けのソリューションを開発しています。 また、自社生産、自社E…
デザイナーズ・トイを扱うキャラクター雑貨ブランド「tretoy」運営の「アダビト」が資金調達
2020年11月26日、株式会社アダビトは、資金調達を実施したことを発表しました。 海外で人気のデザイナーズ・トイを中心に扱うキャラクター雑貨ブランド「tretoy(トレトイ)」を運営しています。 デ…
さまざまなキャラクターとチャットができるサービス「キャラAI」を開発する「フラクトライト」が資金調達
2023年7月10日、株式会社フラクトライトは、資金調達を実施したことを発表しました。 フラクトライトは、色々なキャラとチャットできるサービス「キャラAI」を開発しています。 生成AIを活用し、クリエ…
ライブ配信によって求職者にアピールできる採用サービス「BUIVER」がリリース
2021年2月22日、株式会社BUIVERは、「BUIVER(ビーバー)」を2月にリリースすることを発表しました。 「BUIVER」は、企業がライブ配信によって求職者に対して自社の魅力や、仕事内容、仕…
遺伝子治療による視覚再生の早期実用化を目指す「レストアビジョン」が12.7億円調達
2023年6月5日、株式会社レストアビジョンは、総額12億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レストアビジョンは、慶應義塾大学医学部と名古屋工業大学の共同研究成果をもとに、2016…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集