注目のスタートアップ

日本のものづくりブランドの承継と成長に取り組む「forest」が10億円調達

company

2023年11月13日、forest株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開しています。

2023年10月に、日本製品・日本の伝統工芸品を取り扱う越境ECサイト「omakase」を開設し、越境事業を本格的に始動しています。

今後、ブランドの承継、Eコマース各領域の専門人材の採用、データ活用の促進、越境ECへの取り組みを一層強化していく方針です。


EC事業者やD2Cブランドは、創造的なアイデアや技術によって魅力的な商品を生み出しています。一方で、人材や資金などのリソース不足に悩まされ、適切な事業成長につなげられないという課題に直面しています。

とくにEC事業は多岐にわたるスキルや複雑な運営が求められるため、小規模事業者はブランドの成長速度に対して自社の規模が追いつかず、適切な成長を遂げられないケースが増加しています。

近年、このようなものづくりブランドの課題を解決する手段として、資金、人材、ノウハウを有する企業がM&Aを通じてブランドや事業を引き継ぎ、大規模な成長を促進するビジネスモデルが注目を浴びています。

その中でも、米国のThrasio社がとくに有名な企業です。Thrasio社は、Amazonで成功を収めているD2Cブランドを買収し、自社のテクノロジーと独自のECノウハウを駆使して、わずか2年でユニコーン企業に成長しました。

ものづくり企業は事業やブランドを売却することで、急速に資金を調達でき、さらにブランドの運営に投じていたリソースを取り戻すことができます。これにより、ものづくり企業は新たなブランドを展開するための余裕を得ることができるのです。

ECはコロナ禍において販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。一方でECにはEC独自の集客ノウハウが存在します。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Forest ブランド ものづくり 成長 承継 日本 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI SaaS事業を展開する「GROWTH VERSE」が29.2億円調達
2025年7月9日、株式会社GROWTH VERSEは、総額29億2000万円の資金調達を発表しました。 GROWTH VERSEは、AI SaaS事業を展開しています。 2025年3月現在、マーケテ…
法人営業に特化したデータベースプラットフォーム「infobox」を提供する「インフォボックス」が資金調達
2025年5月15日、株式会社インフォボックスは、資金調達を発表しました。 出資者は、セールスインテリジェンスプラットフォーム「ZoomInfo」のCEO Henry Schuck氏と、ソフトウェアマ…
⽉額カーライフサービス「ノレル」などを展開する「IDOM CaaS Technology」が8億円調達
2024年9月5日、株式会社IDOM CaaS Technologyは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 IDOM CaaS Technologyは、中古車販売・買取ブランド「ガリバ…
特許明細書作成サポートシステム「appia-engine」を開発する「Smart-IP」が2,500万円調達
2023年7月31日、Smart-IP株式会社は、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Smart-IPは、特許明細書作成サポートシステム「appia-engine」β版の開発や…
キズナアイなどのバーチャル・タレント事業展開の「Activ8」が10億円調達
2020年4月1日、Activ8株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 「キズナアイ」などのバーチャル・タレント事業や、VR/ARなどのxRコンテンツ事業を展開しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集