注目のスタートアップ

ワインEC事業やワイン管理・投資のオンラインプラットフォームなどを手がける「WineBank」が1.5億円調達

company

2023年11月8日、株式会社WineBankは、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社が運営管理するHIRAC FUND2号投資事業有限責任組合です。

WineBankは、ワインEC・サブスクリプション事業、レストラン・ワインカーヴ事業、WineTech事業を展開しています。

ワインEC・サブスクリプション事業では、国内大手インポーターからの仕入れと自社海外直輸入の仕入れ力を活かし、「青山ワインマーケット」としてECモールへの出店を行うほか、自社サービスとしてワインのサブスクリプションサービスを展開しています。

レストラン・ワインカーヴ事業では、東京六本木でワインバー「Wine Cave Roppongi」を、北海道札幌赤レンガテラスでフレンチレストラン「ラ・ブリック」を運営しています。

WinTech事業では、希少価値の高い高級ワインに投資し、アプリケーションで管理・売買できるワイン投資サービス「WineBank」を提供しています。

「WineBank」は、オンライン完結で希少価値の高いワインの購入・管理・売却を行えるサービスです。ポートフォリオ内のワインはユーザーに所有権があるため、売買だけでなく、実際に取り寄せて飲むことも可能です。

今後、ユーザーが自宅で保有している高級ワインもアプリ上で管理可能(クラウドセラー化)とすることで取扱量を増加させ、高級ワインの売買プラットフォームへの成長を目指します。

さらに飲食店向けにも事業展開を予定しており、オフラインでのタッチポイントを創出する計画です。

今回の資金は、WineTech事業の強化に充当します。


国税庁が公表している「酒のしおり(令和5年6月)」によると、成人1人あたりの酒類消費数量は1992年前後をピークに減少傾向にあります。ピーク時には101.8リットルあった消費量は、2020年には75リットルへと大幅に減少しています。

一方でワインの消費数量は増加傾向にあります。2019年のワイン消費数量は、10年前の2009年と比較すると約1.5倍の拡大、さらに1989年と比較すると3倍以上に拡大しています。

また、ワインは希少価値の高いものが資産家の間でコレクションされるなど、資産としての立ち位置も確立しています。

WineBankは、日本では所有するワインをオンラインで管理するためのサービスがないこと、ワインに特化した開かれた二次流通マーケットがないことに着目し、アプリで管理・売買できるワイン投資サービス「WineBank」を展開しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC WineBank WineTech アルコール オルタナティブ資産 オンライン サブスクリプション レストラン ワイン ワインカーヴ 嗜好品 売買 投資 株式会社 管理 販売 資金調達 青山ワインマーケット
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

大企業向けデジタル・トランスフォーメーション・プラットフォーム提供の「テックタッチ」が5億円調達
2020年7月10日、テックタッチ株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 大企業のデジタル・トランスフォーメーションを支援するSaaS「テックタッチ」を開発・提供しています。 …
YouTubeアニメを制作・配信する「Plott」が資金調達
2021年6月14日、株式会社Plottは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社小学館です。 Plottは、オリジナルのアニメーションコンテンツを制作し、YouTube上で配信し…
7/8開催予定のピッチコンテスト「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」 出場企業募集中 4/22〆切
2022年3月22日、IVS株式会社は、2022年7月8日に開催予定のピッチコンテスト「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA」の出場企業の募集を発表しました。 出場企業の応募の締め切りは、20…
子供向けオンライン読書教育の習い事サービス「ヨンデミーオンライン」提供の「Yondemy」が1億円調達
2021年11月9日、株式会社Yondemyは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 子供向けオンライン読書教育の習い事サービス「ヨンデミーオンライン」を提供しています。 5〜15歳を対…
暗号資産/ウォレット不要でデジタルコンテンツを購入できるサービスを開発する「microverse」が5,000万円調達
2022年2月4日、microverse株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IPやクリエイターのファンが暗号資産/ウォレット不要で簡単にデジタルコンテンツを購入でき…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集