令和5年度「観光経営力強化事業補助金」第2回募集

subsidy

公益財団法人東京観光財団は、令和5年度「観光経営力強化事業補助金」の第2回募集について発表しました。

都内の中小企業の観光事業者の事業の生産性向上、新サービス・商品開発、体験型コンテンツ開発を支援する補助金制度です。

支援内容

(1)経費の補助

都内の中小企業の観光事業者(これから観光事業を営む予定の者を含む)が事業計画書に基づき、新たに実施する観光経営力強化を目的とした下記アからウの取組にかかる経費の一部を補助します。
ア. 生産性向上
イ. 新サービス・商品開発
ウ. 体験型コンテンツ開発

(2)経営アドバイザーによる支援(※任意)

上記(1)について取り組むにあたり、中小企業診断士がアドバイスを行います。
 ア. 事業計画のブラッシュアップ
  事業性の観点から、事業計画の課題と方向性を提示し、具体性の高い事業計画に向けた助言を行います。
 イ. 事業計画の実行支援
  アドバイザーが補助事業の進行管理とともに、進捗状況に応じて、デジタル化・DXに関する助言等を行います。

補助率・補助限度額

補助率:補助対象経費の3分の2以内
補助限度額:
(1)生産性向上:1,500万円(下限額:100万円)
(2)新サービス・商品開発:500万円(下限額:100万円)
(3)体験型コンテンツ開発:500万円(下限額:100万円)

申請受付期間

2023年10月6日(金)~2023年12月1日(金)


観光庁の発表によると、2019年の日本の国内旅行の消費額は21.9兆円という大きな規模であることがわかります。

コロナ禍であった2020年と2021年は半分以下に落ち込んでしまいましたが、コロナ禍が落ち着いた状況では、急速に観光客の姿が戻ってきています。

さらに観光業は、インバウンド需要の獲得に成功しており、国内市場が少子高齢化によって縮小が見込まれるなか、外貨を獲得できる市場として大きな期待がよせられています。

一方、こうした急激な事業の成長についていけていない観光事業者も多く存在しています。たとえば、観光業ではホスピタリティが重要な要素のひとつですが、急速に増える顧客と、訪日観光客への多言語対応によってリソースが消費され、事業者が求める水準のホスピタリティを提供できないといった課題も生まれています。

こうした課題に対処するには人材を充実させることが手段としてあげられますが、日本は少子高齢化によって人手不足であり、今後もこの人手不足感が解消される見込みは薄いため、人員補充以外の方法で解決する必要があります。

国・自治体は、こうした観光事業者の課題を解決するため、さまざまな補助金・助成金を用意しています。

「観光経営力強化事業補助金」では、補助金だけでなく、経営アドバイザーによる支援により、課題を明確にした上で最適な対処を行うことができるでしょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ コンテンツ 中小企業 体験型 公益財団法人 助成金 商品開発 新サービス 東京観光財団 生産性向上 補助金 観光 観光経営力強化事業補助金
詳細はこちら

観光経営力強化事業補助金(令和5年度第2回募集)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【農林水産省】「担い手確保・経営強化支援事業(令和6年度補正予算)」要望調査
農林水産省は、担い手確保・経営強化支援事業(令和6年度補正予算)について発表しました。 国内外の様々な経営環境の変化に対応し得る農業経営への転換を図ろうとする地域の中核となる担い手に対し、必要な農業用…
令和6年度「宿泊施設インバウンド対応支援事業」補助金
観光庁は、令和6年度「宿泊施設インバウンド対応支援事業」を実施しています。 全国各地の観光地において、訪日外国人旅行者が安心して快適に滞在できる環境を整備するため、宿泊施設におけるインバウンド対応及び…
「IT導入補助金2024」の「通常枠:1次締切」「セキュリティ対策推進枠:1次締切」「インボイス枠(インボイス対応類型):1次締切」の補助事業者が採択
中小企業庁は、「IT導入補助金2024」における「通常枠:1次締切」「セキュリティ対策推進枠:1次締切」「インボイス枠(インボイス対応類型):1次締切」の補助事業者を採択したことを発表しました。 採択…
民泊などの鍵を受け渡しできるボックス提供の「Keycafe」が資金調達
Keycafe(本社カナダ・バンクーバー)は、資金調達を実施したことを発表しました。 北米・欧州・アジア世界800ヵ所以上でのIoT鍵受け渡し端末「Keycafe Smartbox」を運営・販売してい…
「中小企業省力化投資補助金」の「製品カタログ」「製品カテゴリ」「申請における留意事項」が更新
2024年11月26日、「中小企業省力化投資補助金」における「製品カタログ」「製品カテゴリ」「申請における留意事項」が更新されました。 2024年11月26日時点で、36件の製品カテゴリが登録されてい…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集