創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年10月13日令和5年度「観光経営力強化事業補助金」第2回募集
公益財団法人東京観光財団は、令和5年度「観光経営力強化事業補助金」の第2回募集について発表しました。
都内の中小企業の観光事業者の事業の生産性向上、新サービス・商品開発、体験型コンテンツ開発を支援する補助金制度です。
支援内容
(1)経費の補助
都内の中小企業の観光事業者(これから観光事業を営む予定の者を含む)が事業計画書に基づき、新たに実施する観光経営力強化を目的とした下記アからウの取組にかかる経費の一部を補助します。
ア. 生産性向上
イ. 新サービス・商品開発
ウ. 体験型コンテンツ開発
(2)経営アドバイザーによる支援(※任意)
上記(1)について取り組むにあたり、中小企業診断士がアドバイスを行います。
ア. 事業計画のブラッシュアップ
事業性の観点から、事業計画の課題と方向性を提示し、具体性の高い事業計画に向けた助言を行います。
イ. 事業計画の実行支援
アドバイザーが補助事業の進行管理とともに、進捗状況に応じて、デジタル化・DXに関する助言等を行います。
補助率・補助限度額
補助率:補助対象経費の3分の2以内
補助限度額:
(1)生産性向上:1,500万円(下限額:100万円)
(2)新サービス・商品開発:500万円(下限額:100万円)
(3)体験型コンテンツ開発:500万円(下限額:100万円)
申請受付期間
2023年10月6日(金)~2023年12月1日(金)
観光庁の発表によると、2019年の日本の国内旅行の消費額は21.9兆円という大きな規模であることがわかります。
コロナ禍であった2020年と2021年は半分以下に落ち込んでしまいましたが、コロナ禍が落ち着いた状況では、急速に観光客の姿が戻ってきています。
さらに観光業は、インバウンド需要の獲得に成功しており、国内市場が少子高齢化によって縮小が見込まれるなか、外貨を獲得できる市場として大きな期待がよせられています。
一方、こうした急激な事業の成長についていけていない観光事業者も多く存在しています。たとえば、観光業ではホスピタリティが重要な要素のひとつですが、急速に増える顧客と、訪日観光客への多言語対応によってリソースが消費され、事業者が求める水準のホスピタリティを提供できないといった課題も生まれています。
こうした課題に対処するには人材を充実させることが手段としてあげられますが、日本は少子高齢化によって人手不足であり、今後もこの人手不足感が解消される見込みは薄いため、人員補充以外の方法で解決する必要があります。
国・自治体は、こうした観光事業者の課題を解決するため、さまざまな補助金・助成金を用意しています。
「観光経営力強化事業補助金」では、補助金だけでなく、経営アドバイザーによる支援により、課題を明確にした上で最適な対処を行うことができるでしょう。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | コンテンツ 中小企業 体験型 公益財団法人 助成金 商品開発 新サービス 東京観光財団 生産性向上 補助金 観光 観光経営力強化事業補助金 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年10月25日、公益財団法人東京観光財団は、令和5年度「春のライトアップモデル事業費助成金」について発表しました。 観光協会、商店街等が、春の桜を活かして、道路、公園、河川沿い等においてデザイ…
「第8回 躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」のご案内です。 都内中小企業者が「製品・サービスの質的向上」による競争力強化や「生産能力の拡大」のための生産性向上を進める際に必要となる機械設備等の…
令和5年度「中小企業子ども・子育て支援環境整備助成事業(くるみん助成金)」の申請受付が開始されました。 この助成金は、くるみん認定・くるみんプラス認定・プラチナくるみん認定・プラチナくるみんプラス認定…
2022年5月9日、株式会社NEW ORDERは、ポールトゥウィンホールディングス株式会社から資金調達を実施したことを発表しました。 NEW ORDERは、中国向け越境ECビジネスや、日本商品開発コン…
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構は、2023年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」の第3回公募について発表しました。 技術の確立や事業…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…