注目のスタートアップ

AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供する「シルバコンパス」が2.9億円調達

company

2023年9月1日、株式会社シルバコンパスは、総額2億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

シルバコンパスは、AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供しています。

実在の人物から許諾を得たデータ(容姿・声・発話内容など)をモデルにアバターを作成し、対話型のエンターテインメントアプリや、店舗での接客や介護のメンタルケアなどを行う業務支援アプリを展開しています。

今回の資金調達により、営業・開発体制をさらに拡充し、BtoC向けのエンタテインメントサービスとヘルスケアサービスの販売展開を目指します。

また、教育分野、観光分野を中心に協業パートナーとの共同開発などを通して、さまざまなシステムの開発・販売を推進する計画です。


近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく耳にする機会が増えています。

DXとは、テクノロジーとデータを活用して企業や組織を根本から変革し、デジタル化の時代において強みを構築し、競争優位性を確立する取り組みのことです。

昨今のテクノロジーの発展は著しく、これを新たな産業革命であると見る向きもあります。

とくにAI(人工知能)はさまざまな領域で、業務効率化や、サービスの高度化、革新的なプロダクト・サービスの実現のために活用されているテクノロジーです。

シルバコンパスは、対話型AIによって、エンターテインメントや業務支援に革新をもたらすことを目指しています。

これまでのAIは、ある特定のタスクを素早く行う、データを分析するといった用途に強みを発揮していました。しかしたとえば、会話などのある程度の柔軟性を必要とする場面では、まだまだユーザーが求めるほどの性能を発揮できずにいました。

しかし近年は、ChatGPTに代表される生成AIが登場し、ほぼ人間と変わらないような柔軟かつ創造的な受け答えをできるようになってきています。

シルバコンパスのAI映像対話システムは、映像制御技術、音声認識AI、画像・音声生成AI、回答選択AI、カメラセンサーなどのデイバス連携技術、映像システム構築技術など複数の先端技術を組み合わせたシステムです。

近年は小売業などでも人手不足が深刻化していますが、こうした対話型AI・アバター技術は、自動や遠隔での接客を実現し、接客やサービス提供に革新をもたらすものとして注目されています。

AIは、これまで非効率的だった業務の大幅な効率化を実現するなど、大きな革新をもたらしています。AIの活用は企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なAIソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI DX アバター エンターテインメント システム データ テクノロジー デジタルトランスフォーメーション ヘルスケア 介護 対話 店舗 接客 提供 映像 株式会社 業務支援 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ショッピングアシストアプリ「PLUG」を運営する「STRACT」が資金調達
2025年2月5日、株式会社STRACTは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は14.1億円となります。 STRACTは、ショッピングアシストアプリ「PLUG」を…
後付け型AIドライブアシスタント「Pyrenee Drive」を開発する「Pyrenee」に「豊田合成」が出資
2023年9月26日、株式会社Pyreneeは、豊田合成株式会社から出資を受けたことを発表しました。 Pyreneeは、後付け型AIドライブアシスタント「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)…
AIとプロによるインテリアコーディネートサービス「SELECTION」を手がける「S-CANVAS」が資金調達
2025年9月18日、株式会社S-CANVASは、資金調達を発表しました。 S-CANVASは、インテリアコーディネートサービス「SELECTION」を運営しています。 AIとプロの力を組み合わせたイ…
VR酔いを防止する移動技術を保有する「UNIVRS」と電力系通信事業者「QTnet」が資本業務提携
2022年12月15日、株式会社QTnetは、株式会社UNIVRSに出資し、メタバース分野での協業を行うことを発表しました。 QTnetは、九州電力グループの電力系通信事業者(旧社名:九州通信ネットワ…
株式会社Closer 樋口翔太|AIロボットの開発事業が注目の企業
包装・箱詰め領域を中心に自動化を実現するAIロボット開発事業で注目なのが、樋口翔太さんが2021年11月に創業した株式会社Closerです。 近年では、工場内作業においてロボットが活躍するシーンも多く…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集