「ATRAC」が「エルテス」と業務提携 企業のステマ対策パッケージ「ステマシールド」の提供を開始

tips

2023年8月29日、株式会社ATRACは、株式会社エルテスと業務提携を行い、企業向けにステマ対策パッケージ「ステマシールド」の提供を開始したことを発表しました。

ATRACは、株式会社CARTA HOLDINGS(電通グループ)のグループ会社で、デジタルを中心としたマーケティング支援を展開しています。

エルテスは、デジタル社会に潜む新たなリスクから企業を守るソリューションを提供するデジタルリスク事業、従来型の人的警備にデジタル技術を融合してスマートな警備業を創出するAIセキュリティ事業、行政・企業などあらゆる組織のDXを促進するDX推進事業を展開しています。

「ステマシールド」は、効果的なSNSプロモーションを安心安全に実施するためのデジタルリスク対策を一気通貫で提供するパッケージサービスです。

企画立案から効果検証までワンストップでご支援し、リスクの発生源に合わせた横断的なリスクマネジメントをサポートします。


ステルスマーケティング(ステマ)とは、消費者に広告などと明示せずに商品・サービスを宣伝する行為のことです。

ステルスマーケティングはしばしば社会的に問題となってきました。日本では景品表示法上の不当表示として問題となる例などがありますが、ステルスマーケティングそのものを明確に禁止する法律はありませんでした。

しかし、2023年3月28日付でステルスマーケティングが景品表示法の禁止行為に指定され、2023年10月1日から施行されることとなっています。

このステマ規制によって、インターネット・テレビ・新聞などのすべての媒体において、消費者に対して広告かどうかを明示する「広告」「宣伝」「PR」といった表示が必要となります。これらの表示がない、あるいは不明瞭な場合は不当表示に該当することになります。

ところで、近年は、SNS上で人気のあるインフルエンサーに商品・サービスの宣伝を依頼するインフルエンサーマーケティングが注目を集めています。

しかしインフルエンサーマーケティングではステルスマーケティングが横行しているという状況にあり、近年、インフルエンサーマーケティングの信頼性が低下してきています。

もし、取引相手のインフルエンサーが、他社の商品・サービスのステルスマーケティングの実施などによって消費者からの信頼を失ってしまった場合、二次被害にあう可能性もあります。

ほかにも依頼していたインフルエンサーが意図しないような宣伝を行ってしまうといったリスクもあります。

こうした背景から、ステルスマーケティングなどのデジタルマーケティングにおけるリスク対策を支援するサービスのニーズが高まっているのです。

近年は、デジタル化を推進する企業が増加してきています。こうした産業・社会のデジタル化に伴い、セキュリティ対策の重要性も高まっています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

また、適切な社内環境を構築するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ ATRAC CARTA HOLDINGS インフルエンサーマーケティング エルテス グループ ステマ ステルスマーケティング デジタルリスク マーケティング リスク 対策 業務提携 電通
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「双日」と「フジ日本精糖」が植物肉「NIKUVEGE」を展開する「Tastable」に出資
2022年6月15日、双日株式会社とフジ日本精糖株式会社は、株式会社Tastableに共同出資することに合意したことを発表しました。 2022年7月1日増資完了予定で、出資比率は、双日30%、フジ日本…
AIマーケティングの「Roboma」とマーケティング・プラットフォーム「AD EBiS」が連携
2019年9月17日、RoboMarketer株式会社は、「Roboma(ロボマ)」において「AD EBiS(アドエビス)」と連携したことを発表しました。 「Roboma」は、AIマーケティング・広告…
ベンチャー企業データベース運営の「フォースタートアップス」が米国「Crunchbase」と提携
2019年7月16日、フォースタートアップス株式会社は、Crunchbase, Inc.と業務提携したことを発表しました。 フォースタートアップスは、国内の成長産業領域におけるスタートアップ・ベンチャ…
「第1回 Japan マーケティング Week【関西】」9月9日(水)からインテックス大阪で新規開催
リード エグジビション ジャパン株式会社が主催する、「第1回 Japan マーケティング Week【関西】」が2020年9月9日(水)~11日(金)の3日間、インテックス大阪で開催されます。   関西…
企業と人事に特化した信用調査会社「テイタン」と与信管理ASPクラウドサービスを提供の「リスクモンスター」が業務提携
2020年10月19日、株式会社テイタンは、リスクモンスター株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 テイタンは、信用調査や企業調査を行う総合探偵・調査会社です。 リスクモンスターは、イン…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集