注目のスタートアップ

デジタル貿易プラットフォームを開発・提供する「STANDAGE」と「エアトリ」が資本業務提携

company

2023年8月1日、株式会社STANDAGEは、株式会社エアトリの投資事業(エアトリCVC)からの資金提供を受け、資本業務提携を締結したことを発表しました。

STANDAGEは、貿易の売り手と買い手のマッチングから、決済・ファイナンス、貨物配送など、すべての貿易業務を完結できるデジタル貿易プラットフォーム「デジトラッド」を提供しています。

新興国との決済においてはブロックチェーンと暗号資産を活用し、安全・安価・迅速な支払いシステムを開発しています。

エアトリは、航空券の比較・予約やツアーの予約ができる総合旅行サイト「エアトリ」や、訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業などを展開しています。

今回の提携により、STANDAGEの海外販路開拓力の強化、現地のマーケット情報をリアルタイムかつ多角的に入手することが可能となるような施策について、協議を進めていきます。


貿易には、荷主、海運・空運会社、税関、銀行、保険会社などさまざまな関係者が存在します。

さらに関係者の間での情報伝達は、書類・エクセル・電話・メールなどの複数のアナログな手段が利用されています。

貿易業務はこのようにアナログで煩雑な業務であり、さまざまなシーンで非効率が発生しています。とくに物流や相手先との交渉・契約については非効率的であり、企業において貿易を推し進める際の大きな障壁となっています。

一方で、貿易業務の効率化を目的としたデジタル化については、関係者があまりに多く、さらにプロセスが複雑であることから、デジタル化が進みにくいという状況に置かれていました。

しかし近年は、こうした貿易のデジタル化・効率化を手がけるスタートアップや大手企業が登場し、貿易のデジタル化が加速しています。

昨今、日本は少子高齢化によって国内市場が縮小していくことが見込まれているほか、円安が長引くとみられているため、海外展開は重要な取り組みのひとつとなっています。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CVC STANDAGE エアトリ スタンデージ デジタル デジタルフォワーダー デジタルフォワーディング デジトラッド ブロックチェーン 支払い 新興国 暗号資産 株式会社 海外展開 貨物 貿易 貿易プラットフォーム 資本業務提携 輸入 輸出 輸出入 配送
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

釣り船向けSaaS「デジタル船長手帳」などを展開する「スイベル」が5,200万円調達
2023年10月3日、スイベル株式会社は、総額約5,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スイベルは、釣り船向けSaaS「デジタル船長手帳」や、toC向け釣り船データベース「BOAT F…
リチウムイオン電池のレアメタルリサイクル技術開発の「エマルションフローテクノロジーズ」が資金調達
2021年10月18日、株式会社エマルションフローテクノロジーズは、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達は、「リチウムイオン電池のレアメタルリサイクル技術の開発」を事業テーマとして、国…
「Bespo」に「ディップ」が出資 飲食店向け集約支援サービス「集客コボットfor SNS Booster」を提供開始
2023年10月4日、株式会社Bespoは、ディップ株式会社からの出資を受けるとともにOEM契約を締結したことを発表しました。 これに併せ、ディップから飲食店向け集約支援サービス「集客コボットfor …
乱気流・風予測ソリューションを提供する「BlueWX」が1.2億円調達
2025年1月27日、BlueWX株式会社は、総額1億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BlueWXは、深層学習による乱気流・風予測ソリューションを提供しています。 航空業界の安全…
SaaSのアカウント発行・権限設定自動化プラットフォーム「YESOD」提供の「イエソド」が2億円調達
2020年8月17日、株式会社イエソドは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 散らばった人事・組織情報を統合し、各種SaaSのアカウント発行・権限設定を自動化するSaaS統制プラットフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集