創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年8月3日デジタル貿易プラットフォームを開発・提供する「STANDAGE」と「エアトリ」が資本業務提携

2023年8月1日、株式会社STANDAGEは、株式会社エアトリの投資事業(エアトリCVC)からの資金提供を受け、資本業務提携を締結したことを発表しました。
STANDAGEは、貿易の売り手と買い手のマッチングから、決済・ファイナンス、貨物配送など、すべての貿易業務を完結できるデジタル貿易プラットフォーム「デジトラッド」を提供しています。
新興国との決済においてはブロックチェーンと暗号資産を活用し、安全・安価・迅速な支払いシステムを開発しています。
エアトリは、航空券の比較・予約やツアーの予約ができる総合旅行サイト「エアトリ」や、訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業などを展開しています。
今回の提携により、STANDAGEの海外販路開拓力の強化、現地のマーケット情報をリアルタイムかつ多角的に入手することが可能となるような施策について、協議を進めていきます。
貿易には、荷主、海運・空運会社、税関、銀行、保険会社などさまざまな関係者が存在します。
さらに関係者の間での情報伝達は、書類・エクセル・電話・メールなどの複数のアナログな手段が利用されています。
貿易業務はこのようにアナログで煩雑な業務であり、さまざまなシーンで非効率が発生しています。とくに物流や相手先との交渉・契約については非効率的であり、企業において貿易を推し進める際の大きな障壁となっています。
一方で、貿易業務の効率化を目的としたデジタル化については、関係者があまりに多く、さらにプロセスが複雑であることから、デジタル化が進みにくいという状況に置かれていました。
しかし近年は、こうした貿易のデジタル化・効率化を手がけるスタートアップや大手企業が登場し、貿易のデジタル化が加速しています。
昨今、日本は少子高齢化によって国内市場が縮小していくことが見込まれているほか、円安が長引くとみられているため、海外展開は重要な取り組みのひとつとなっています。
ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | CVC STANDAGE エアトリ スタンデージ デジタル デジタルフォワーダー デジタルフォワーディング デジトラッド ブロックチェーン 支払い 新興国 暗号資産 株式会社 海外展開 貨物 貿易 貿易プラットフォーム 資本業務提携 輸入 輸出 輸出入 配送 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年9月13日、株式会社RemitAidは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 RemitAidは、法人用クレジットカードを用いた国際決済プラットフォーム「RemitAid」…
2022年3月10日、株式会社CaTeは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Coral Capitalです。 CaTeは、外来心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリ治…
2023年8月4日、エナジーグリッド株式会社は、名古屋銀行と20億円のコミットメントライン契約(期間1年)を8月4日付で締結したことを発表しました。 エナジーグリッドは、全国の新電力会社に対し、価格上…
2020年1月23日、株式会社Spartyは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 パーソナライズ・シャンプー「MEDULLA」を開発・販売しています。 9つの質問に回答するだけで、約…
2023年2月15日、LEBO ROBOTICS株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 LEBO ROBOTICSは、風力発電機メンテナンスロボットの開発と、ロボットを活用した…
大久保の視点
「第137回東京IT飲み会」が、2023年11月8日(水)に開催されました。 IT飲み会は2008年2月にChatwork山本氏とサムシングファン薮本氏が設…
一般社団法人日本スタートアップ支援協会が主催する「The JSSA TOKYO Pitch Award & Meetup Vol.32」が2023…
2023年10月1日からスタートとなったインボイス制度ですが、連日メディアやSNSなどで様々な意見が取り沙汰されています。 そこで、起業家・経営者向けメディ…