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「エアドア」が7,500万円調達 オンライン賃貸プラットフォーム「airdoor」を正式リリース

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2022年2月2日、株式会社エアドアは、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また「airdoor(エアドア)」を正式リリースしたこともあわせて発表しました。

「airdoor」は、オンライン完結の賃貸プラットフォームです。

掲載する物件の管理会社から掲載料金を徴収するビジネスモデルを採用することによりユーザーの手数料を削減し、仲介手数料を0円もしくは2.2万円に均一化しています。

内見のオンライン手配、現地集合・解散、物件申込のオンライン完結、ビデオ通話による重要事項説明、電子契約もしくは郵送による契約締結により、オンライン完結での賃貸契約を実現しています。

またこれまでの賃貸ポータルサイトは、仲介会社が提供する情報との連携によって物件情報を掲載していましたが、「airdoor」は物件の管理会社のシステムと直接データ連携することで、鮮度の高い情報を掲載するシステムを構築しています。

airdoor自身は不動産の売買・賃貸に必要となる宅建免許を取得せず、「airdoorパートナー」制度を構築し、内見の対応、重要事項説明などの業務を宅地建物取引業者と連携して行います。

今回の資金は、「airdoor」の開発強化、掲載物件数増加、オペレーションのための体制強化に充当されます。

不動産業界は様々な法律がからむ分野であるため、あまりデジタル化が進まなかった業界です。

人手不足や消費者ニーズの変化もありデジタル化の重要性が認識されるようになってようやくデジタル化が推進されるようになり、スタートアップの参入も目立つようになってきました。

特に新型コロナウイルス感染症の流行は大きく、たとえば不動産仲介業においてはこれまで店舗による対面での営業がほとんどでしたが、オンライン化への取り組みが進んでいます。

しかし実際に賃貸物件を契約する消費者の立場からすると、ポータルサイトには成約している物件が掲載されている、電子契約やビデオ通話による重要事項説明が普及していないなどの課題が残されているように感じます。

airdoorは、管理会社と直接連携して物件情報を掲載することで情報の透明性や鮮度を高めています。

また同時にコスト削減も図れるため、料金をユーザーに還元し仲介手数料0円もしくは2.2万円を実現しています。

株式会社エアドアのコメント

このニュースを受けまして、株式会社エアドアよりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

賃貸物件の供給元である管理会社と直接データを繋ぐことにより下記を実現しております。

– おとりなし/重複なし(最新の情報が反映)
– 仲介手数料は、0円か2万円。
– 決済はクレカ、分割も可能。
– 手続きはオンライン

・今後の展望を教えてください。

2017年にはIT重説、2022年には電子契約、不動産IDのルール整備など、賃貸領域を取り巻くDX環境は大きく変化しております。

不動産テック出身メンバーで構成されているエアドアだからこそできるDX化を推進させていき、ユーザーにとって透明性の高い世界を目指します。

・読者へのメッセージをお願いします。

まだまだスタートしたばかりのサービスで、使いづらい点もあると思いますが、もしお部屋探しをされる場合にはお使いいただければ幸いです!

人手不足が深刻になってきているため、業務効率化はすべてのビジネスにおいて重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
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