注目のスタートアップ

商用コネクテッド・プラットフォームを提供する「オーガニック・モビリティー」が1億円調達

company

2023年7月31日、オーガニック・モビリティー株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社自動車ファンドです。

オーガニック・モビリティーは、独自開発したサブスクリプション型コネクテッド・IoTプラットフォーム「Organic Mobility Connected Platform」の運営、ドライバーアプリの提供、車載デバイスの提供を行っています。

「Organic Mobility Connected Platform」は、以下の点を特徴としています。
・ビジネスシーンを想定した豊富なAPIの組み合わせにより、顧客のあらゆる変革ニーズに対応可能
・大手OEMのコネクテッドにもサービス提供した技術、信頼、セキュリティの水準
・某EVメーカーのコネクテッドを単独でSaaS型運用管理している実績
・車両メーカーを問わず横串連携可能なプラットフォームサービスの提供
・24時間365日対応の運用保守サポート体制

今回の資金は、コネクテッドプラットフォームの強化(大規模言語モデルとの統合、WEB3技術を用いたIDマネジメント・セキュリティ技術の導入など)、汎用化(プラットフォーム提供機能の標準API化など)に充当します。


コネクテッドカーは、インターネットに常時接続可能なクルマのことです。IoTなどの技術の発展や自動運転技術の開発の進展などによって近年注目が高まっています。

クルマがインターネットに接続されることにより、事故の際に自動で通報する緊急通報システム、走行に関する細かい情報の取得、またそれに応じた自動車保険、盗難車両追跡システム、走行に応じた情報提供(高度なカーナビゲーション)などさまざまなことが実現されます。

すでに世の中に流通している新車の多くがコネクテッド化されており、今後、5Gの普及に応じてさらに社会実装が進んでいくと考えられます。

クルマのコネクテッド化では、個人が保有するクルマに関する詳しいデータを取得できるようになるため、前述のように自動車保険の提供など、外部のビジネスにもつながります。

オーガニック・モビリティーは、独自のサブスクリプション型コネクテッド・IoTプラットフォームなどの提供を通じ、ビジネスでのコネクテッドの活用などを支援しています。

ビジネスの大きな成長のためには資金調達を成功させることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ API IoT Organic Mobility Connected Platform アプリ オーガニック・モビリティー コネクテッド コネクテッドカー サブスクリプション デバイス ドライバー プラットフォーム 株式会社 自動車 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

全方向移動ロボットによる複数台での自律協調搬送・作業システムを開発する「TriOrb」が7,000万円のデット調達を実施
2023年6月21日、株式会社TriOrbは、2023年6月に福岡銀行および日本政策金融公庫の協調融資により7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TriOrbは、全方向移動ロボット「…
ホテル客室清掃管理SaaS「Jtas」を手がける「Edeyans」が4.3億円調達
2024年1月12日、株式会社Edeyansは、総額4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Edeyansは、ホテル客室清掃管理SaaS「Jtas(ジェイタス)」や、「Jtas」を…
「WOGO」が1.1億円調達 3Dスキャン・制作アプリ「WIDAR」を正式リリース
2022年3月22日、株式会社WOGOは、1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。引受先は、Coral Capitalです。 また、WOGOは、「WIDAR」をiOSとAndroid…
家族と会話できる防犯ブザー「otta.g」が公益社団法人日本PTA全国協議会推薦商品に認定
2021年6月3日、株式会社ottaは、提供する「otta.g(オッタジー)」が、公益社団法人日本PTA全国協議会推薦商品に認定されたことを発表しました。 「otta.g」は、GPSと音声録音機能を搭…
「Capex」が1億円調達 ライフ・パートナー・アプリ「PATONA」をリリース
2020年12月24日、株式会社Capexは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、ライフ・パートナー・アプリ「PATONA(パトナ)」をリリースしたことも併せて発表しました。 「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集